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5/6 明日から働くよ、みんな力を合わせてえいえいおー

目覚めると、息子がすでに起きていた。
手紙を渡された。
わたしはメッセージを書く時によく、文末にびっくりマークとかハート以外ににこちゃんマークを書くのだが、息子からの手紙にもにこちゃんマークがいくつも描かれていた。
息子の描く、にこちゃんマークには髪の毛が生えている。
手紙には明日からがんばろうねと書かれていた。

わたしは明日から働く。
当たり前だよ、働かなければ食べていけない。生かしていけない。
この1ヶ月ちょっと、新しい地で新しい生活を始め、これを日記に記し、なんちゃって執筆家みたいな生活をするの、実はすごく楽しかったのだが、わたしの本業は看護師だ。
看護師の仕事がわたしは大好きである。あったはずである。
なのに、ここ3日ほど前から急に、こわくなってきた。
そりゃ新しい職場ではじめまして~から始まるし、今までとはまた違った分野で働くことにしたし、こんなの緊張して当たり前だ。
それでも、なんだか、自分以外のひとの身体にも、心にも直接的に触れていくこの仕事に、急にこわさを感じ始めたのだ。
でも、まあきっとわたしは現場に行けばやる。やれ。

子どもたちに、今日は特別なことはせずゆっくり過ごそう、だらけようと宣言し、各々過ごす。
わたしは溜めに溜めていた、保育園や学童、PTAなどのアプリのインストールやら登録やらに勤しむ。
全てがアプリだ。
アプリが連絡帳になり、電話代わりになる。
まだその便利さを感じぬまま、繰り返されるアプリの初期登録で疲弊するのみである。
いよいよ生協の注文もした。
これは一体頼みすぎなのか、足りないのかそれすらも全く分からず、まさしく手探り状態。
早く生協と仲良くなりたい。

お昼は面倒くささがこの上なく、家にあったカップラーメンにしようと言うと、場が沸いた。
歓喜!歓喜!
久しぶりのカップラーメンだなと思って、何の気なしに裏面を見ると、賞味期限が切れていた。(わたしのだけ)
気にせず食べた。

午後はまた各々活動し、子どもたちは喧嘩もし、わたしは疲れる。

冷凍庫に衣をつけてあとは揚げるだけになっているエビフライがあった。
冷凍保存だからと油断していたが、これもまた賞味期限が数日過ぎていたので、揚げた。
「夜はエビフライにするよ~」と言うと、「エビフライなら赤飯だね。」と息子。
それは給食でよくあるお祝いメニューの組み合わせじゃないかと言いつつ、チンして温めるパウチの赤飯があったので主食はそれにした。
赤飯ってごま塩を食べるために食べるのではないかというくらい、わたしは赤飯にかけるごま塩が好きなのだが、どうやら子どもたちもその美味しさに目覚めたらしい。
赤飯のごま塩めっちゃ美味しいよね、赤飯食べる時ごま塩ないと物足りんよねと盛り上がった。

明日の準備をする。
息子も学童が始まるので物品の最終確認をし、自分の準備もする。
5年前に買ったままであったペンライトの電池を入れ替えると無事に光った。
「おしごとで夜おそくなったときに道を明るくするの?」と聞かれたので、これは目に当てるのだと瞳孔に光を当て、縮瞳するのを見せた。
やってみたいと言うので一度ずつだけ、各々の目に光をあてさせる。
みんな生きていることを瞳孔で確認した。

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