29.東ローマ帝国の逆襲
①ナナナナ〜、ナナナナ〜、ゲルマン人野蛮人
タイトル考えていたらダースベーダーのシュコーが聞こえてきそうになってしまった。
さて、ゲルマン人の大移動でヨーロッパにあった西ローマ帝国はゲルマン人の傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされた。
しかし!
ゲルマンの支配に気に食わないのは現地の住民たちだ。現地住民はローマ人なのだ。そして宗教はキリスト教アタナシウス派。
ゲルマン人はアリウス派。
少数派のゲルマンが多数派のローマ人を支配するのは苦労するので統治がうまくいかない。
アタナシウス派の本拠地であるローマにはペテロ様のお墓の上に建っているサン=ピエトロ大聖堂の守護者である教皇がいる。
教皇はフン人たちに説教をくらわせたところ、フン人達は逃げていった。
教皇「悔い改めよ!」
アタナシウス派の人気がぐんぐん上がっていったのもゲルマン支配を遅らせた要因であろう。
②東ローマがゲルマン退治。
ユスティニアヌス帝のとき、西ローマとキリスト教本拠地を奪還するため、軍を揃えて西ローマ跡に攻めていった。
まずはヴァンダル王国を粉砕。
そして東ゴート王国も亡き者に。
ローマを取り戻したユスティニアヌス帝。
記念として聖=ソフィア聖堂が建てられた。1400年近く経ってもこの建物は壊れることなく存在している。
しかし、ローマには聖堂は建てられず、都市機能はもはや皆無だった。ラヴェンナという地方に、総督を置いて警備させた。
聖=ヴィターレ教会。
右側がキリスト教の坊主。
真ん中がユスティニアヌス。
左が役人と兵士。
ユスティニアヌス帝の全盛期が終わり、死去すると同じ時期にサウジアラビアであいつが生まれる。
ムハンマドだ。
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