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年間休日数のワナ?〜無知があなたのキャリアを壊す〜

「あれ、うまくいかない」

ハンドルを握った際の
認知、判断、操作。
自動車教習所にて教官から
口酸っぱく注意された人もいるだろう。


今日の夕飯は何にしようか。
SNSから流れてくる情報の
どこに反応するのか。

知らず知らずのうちに私たちは
無数の意思決定をして
エネルギーを消費
している。

判断をしたら、なにかしらの
結果が返ってくる。

焼肉屋に行くか、寿司屋に行くか。
思い切ってお肉が食べたいと思って
前者にしたら、想定より脂の乗ったもの
ばかりで辟易して帰ってくることも。

たまたま飛び込んだ寿司屋が
「当たり」だったりすることも
あるだろう。

あなたのフィルターをとおして
スルーしていいもの

毎日の歯磨きや入浴といった
いわば誰もがルーティンに近いもの。

当人にとっては当たり前になりすぎて
判断から行動までエネルギーを要しないもの。   
わたしにとっては
サウナに行くことかもしれないし、
誰かにとっては朝の散歩に行くこと
なのかもしれない。

あなたにとって苦にならないことで
ポジティブに働くことはどんどん
気にすることなく行動していけば
いいと思う。

ただ認知→判断→操作(行動)まで
ちゃんとエネルギーを使う必要のある
ケース
もある。

その意思決定を保留する勇気

今日の食事を何にするのか。
その程度の意思決定は
エネルギーは使う必要はない。
多くの人はイメージが湧くだろう。

ただ意思決定にエネルギーを使う
ケースとは何か。

それは意思決定の末の結果が
一過性のものではないケース
だ。

たまたま食事で選んだレストランが
美味しくなかったときは
次回から行かなければいいだけ。
もう一度同じレストランに行く
選択肢を選ばなければいいのだから。

ただその意思決定がのちのち尾をひく
ものであったりすると、話は別だ。

例を挙げて書こう。   
2024年度からNISAが新しい仕組みで
スタートする。

これは、
「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度である。

興味がある方はこちらを参照して
ほしい。

この非課税口座は一つしか
開設することはできない。

あとから変更もできなくは
ないが、膨大な手間がかかる。

その口座選びについては、
個人投資家の多くが答えを
出している。

ネット証券一択である。
間違ってもメガバンクを選んではいけない。

理由は対面販売等も含めたコストを
見込んでいるため、販売手数料が
同じ金融商品であってもバカ高い手数料
が乗られていることがある。
また選択できる商品も少ない。

さらにこの非課税の優遇期間は
無期限であるため、一度最初の
選択を誤ると、余分な手数料を
延々と払い続ける
ことになる。
ここでは、期間と商品によっては
数百万円のレベルになる。

ネット証券のほうがお得か
どうかの判断は少しGoogle先生に
聞いたり本を読んだりすれば
容易に答えがでるレベルだ。

いったん判断を保留し、
少しのエネルギーを費やすだけで
一生の支出額が変わるケースもあるのだ。

その意思決定が時間的にどれくらい
影響を及ぼすのか。
その判断のアンテナは
敏感になっておいたほうがいい。

参考書籍も紹介しておこう。

やっぱり無知は怖い

先ほどの口座選びと
同じように、キャリアにも
影響を及ぼしたケースを紹介しよう。
私の経験談だ。

私の新卒のキャリアは携帯電話の
販売代理店でスタートした。
そのときの雇用条件のひとつに
年間休日日数の欄に「105日」
と記載があった。

普通に就職活動の経験がある方なら
わかるだろうがこれは完全週休2日制では
ないことを意味している。
だいたいそれなら120日は優に超えて
来るはずだ。

当時の携帯ショップはほとんどのお店が
年中無休で営業するのが当たり前だったから
シフト制になるのだ。
携帯ショップ店員がいかに過酷な
環境かはこの記事を読めばわかる。
当時この記事が存在していたら、
ニートになってでも
就職はしなかった。


ただ当時の私はあまりにも無知だった。
リーマンショック後の活動で追い込まれて
いたこともあって、「そんなもんだろう」
と受け入れてしまった。

過去に新卒の会社の選び方について
記事を書いたが、この程度の知識すら
恥ずかしながら当時の私は
持ち合わせていなかった。

学生時代は学費のために毎日の
ように、バイトに明け暮れていたから
少しくらい休みが少なくてもと
思ったのだ。
まぁ当時は若かったから気力で乗り切れ
たものの、いまは同じ働き方はできない。

労働条件に限った話ではないが、
その意思決定がどのような影響を
もたらすのか。

いったん判断を保留する
勇気はしっかりもちたいものである。

その判断に必要な知識を
しっかり身につけることも大事。
私たちの周りは知らないことが溢れている。

無知は怖いけど、
知るための努力を惜しまず、
毎日を過ごしていこう。

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