「セラヴィ」

「父の口癖が嫌いだった」
フランスの田舎青年の言葉で始まる
クボタのCFが好きだ。

父は小麦を作る汗まみれのお百姓。
何が起きようが「セラヴィ」で済ます。
青年はそんな農業が嫌で街に出た。

しかしそこで出会ったのは旨いパン。
本物の小麦の味がしたのだ。
その麦を作ったのは自分の父だった。

パンを食べながら涙する青年。
田舎に戻りトラクターを運転する
親父と青年はしかと抱き合う。

父は古いラグビージャージを来ている。
無骨で頑固なラガーマンでもあったのだ。
だからこそ本物の麦が作れる。

すべては己のプライドと家族のため。
だからこそ何が起きても「セラヴィ」、
それが人生だというわけである。