紅梅に思う

公園の紅梅が
小さな紅い花を
枝いっぱいに
咲かせている。

そばを歩くだけで
甘い匂いが漂う。
とても寒いのに
元気に咲いている。

義母の戒名は
梅香院育生妙安大姉。
梅が香る如月に
この世を去った。

小柄で可愛い
話し好きで
世話焼きの
義母だった。

お葬式の日、
寺の中庭には
紅梅の老木が
花を咲かせていた。

紅梅の香りを
嗅ぐたびに
義母を思い出す。
可愛い笑顔を。