伝わらないのは、自分を知らないからかもしれない
誰かに力を貸してほしいとき、
あなたの言葉はきちんと相手に伝わっているだろうか?
打ち合せでディスカッションしているとき、美容室で髪型をオーダーするとき、コンサルタントに理想の自分を伝えるとき。
問題解決のために同僚の知恵を借りたいし、可愛くなりたいからスタイリストの技術を借りたい。いい生活をしたいから成功するために助言がほしい。
実情は。
美容室にいくたびに切りすぎてしまうし、同僚は根本解決にはならない小手先の技術ばかり懇切丁寧に教えてくれる。
助言はどれもしっくりこない。
……違うんだよなぁ。
痒いところに手が届かない、この切ない感じ。
意外と原因は「自分自身を理解できていないせいで、相手に要望が正確に伝わっていない」からかもしれない。
どうしたいのか?を理解していなけれは、必要なものを提示されたとしても、気がつけないかもしれない。
力を借りにいったのに、相手からの良い提案を無碍にしてしまっていたら、それほど残念なことはないだろう。
この悲劇を避けるためにも、
もしも理解が足りていないのであれば、自分自身の思考を深めることが先決だ。
思考の深さは、説得力に比例する。自分が腹落ちしていない意見が、相手に届くはずはない。
思考を深める、つまり「違和感を掘り下げていく」作業を繰り返していくと「意見を育てる力」がついてくる。
意見を育てる力がつけば、どんな場面でも「自分軸」を保つことができる。
その「自分軸」=「自分の意見」を元に伝え方を考える。
この流れを意識すれば、要望はしっかり伝わり、サロン帰りに「いや…前髪より襟足をもうちょっと短くしてほしかった…」とひとりごちることも減るだろう。
まずは自分自身を知る。
言うまでもなく、良質なコミュニケーションの第一歩だ。
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