見出し画像

虫垂炎で入院

しばらく投稿を休んでしまいました。虫垂炎(盲腸炎)になってしまい、生まれて初めて手術を受けました。

タイミングが悪くて、ちょうど三連休だったんですよね。きつめの腹痛と発熱が三連休中ずっと続いてたんですが、三日間がまんしてしまって連休明けに病院へ。普通に外来に行ったんですが、よほどひどい顔色だったのかすぐにベッドに寝かされて、すぐに血液検査とCT。1時間ほどで結果が出て、先生がパソコン片手にやってきて、明るい調子で、

「虫垂炎ですね〜」

「まじっすか?!」

と、思う間もなくさっさと車椅子(初めて乗った)に乗せられて院内を回り、手術のための追加検査を3連発。そして午後イチで手術っていう。タクシーで自力で行ったのに、まるで救急車で運ばれたかのような優先度でした。今思い返しても、この一連の判断の速さはありがたかったなぁと。お陰で命拾いしたと思います。

手術は腹腔鏡手術で、お腹の中を見てみたら虫垂に穴が開いちゃってて、けっこうひどい状態だったようでした。虫垂を切り取るだけでは済まずに、その周囲を洗ったりとか。1時間の予定だった手術が2時間弱かかったそうです。

そして驚いたのは、術後に体を動かしていくペースの速さ。手術翌朝、まだ傷口がめっちゃ痛い中、ベッドの上で座って、自分で着替えてみるっていう。座ってただけで貧血起こして気分が悪くなり、すぐまたベッドに倒れ込みましたけどね。自分がものすごく弱っててびっくり。でも、かなり弱ってても歩かせるべし、というノウハウになってるらしく、看護師さん達は午前中にもう一度やって来て、今度は病室内をちょっとだけ歩行。午後には廊下を30〜40メートル歩く、を2回。容赦なし。

歩き終わってベッドに戻ると、ゼーゼー息が上がってて、きっついんですよ、これが。

けど、歩いてしばらく経つと・・・

「あれ?なんかさっきより体が楽・・・?」

調子が少し良くなるのがはっきり分かりました。

やっぱりね、僕らって動物ですから。動物は動いてなんぼのもんに、ちゃんとできてるようです。

幸いその後の経過もよくって、無事に退院しました。医師、看護師の皆さんには、感謝しかありません。本当にありがとうございました。

だって考えてみれば、炎症起こしちゃった虫垂は(ある程度以上に重症なら)手術で切り取るしかないわけで。外科手術がなかった時代には、どうなってたんだろう・・・って想像したくもないけど、たぶん命にかかわってたはず。医療って本当にすばらしい。

インターネットやスマホがいくら僕たちの生活を大きく変えたといっても、現代医療の重要さには遠く及ばない。医療ってほんとに、僕たちの人生の根底を支えているんだなぁと、心底実感しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?