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「利他性」と幼児教育

こんにちは〜honaです!

キャンプから帰ってきました〜今回は一泊だったのであっという間でした。しかしながら数年ぶりに会う大学時代の先輩ご夫婦とそのお子様達と会えて、新たなキャンプギアや等もお互い共有しあい学び合い、笑、とっても楽しい二日間になりました(^^)
子供ってほんとにすぐ仲良くなれてすごいなぁ。最後は泥水泥遊びで超盛り上がってました。大人は冷や汗(^^;;

新しいあそびをどんどん考えついてすごいなぁ

と言うわけで今日もヘロヘロなので笑、さっくりと考えたことを本も残しておこうと思います。


それは、利他性も幼少期にある程度、能力が決まるのかなあと考えたことです。

最近、こちらの2冊を読了しました。

まず「利他学」。

利他性と言うのは、私たちが自分の利益にならなくても誰かの役になることをしようとする性質の事。
なぜ人類は利他性を持っているのか、と言うのを進化人類学や脳科学の観点から類人猿等と比較してまとめられたとてもロジカルな楽しい本でした。

この中で私がほほーと思ったのは、人間の利他性は道徳性があるから作り上げられているだろうと言う話でした。
そもそも、道徳性ってなんだろう?と、感情としてはわかるけれども、理論的に説明がよくわからなかったので、こちらの本を読んですこし合点しました。

互恵性のネットワークを広げていくには、これだけでは不充分である。一五〇人という認知的な限界を超えていくには、もうひとつ、人間がもつ大きな特徴が必要だ。それが、私たちがもつ道徳性である。
至近的に考えれば、困った人を助けるのが道徳的に「正しい」からだ、という意識が、人々の利他性を支える大きな要因となっている。
(中略)
道徳とは、集団の中で一般に受け入れられている「こうあるべき」という規範の集まりであり、それらに従うべきであるという行動指針が道徳性といえる。

「利他学」より

そして並行して読んでいた「幼児教育と脳」という本では、幼児教育でいちばん大事なのは脳の前頭前野(自我+社会的知性+感情的知性)をしっかり伸ばすこと、そしてその知性を伸ばすために整えるべき環境と言うのは「豊かな社会関係のある環境」である、と言う記載がありました。
ここで言う豊かな社会関係のある環境と言うのは、ざっくりと説明すると、その同年代の子供たちだけでなくあらゆる年代の子供たちや大人に囲まれて些細な諍いや喧嘩などもあるような関係性のことのようです。

ここで、ふと考えました。
このうちの社会的知性と言う部分には、おそらく利他性を支える道徳性と言うものが含まれるだろうと考えると、つまり人々の道徳性ひいては利他性は、幼少期にある程度形作られるのではないか?と言うことに思い至りました。

正直子供に道徳性を伝えるのって結構難しいなぁ…と今まさに小1長男に対して感じています。
しかしながらここで大人がくじけて、しっかりとその整った豊かな社会関係も設けずに、道徳性について子供に伝えることも諦めてしまえば、もしかしたら彼は大人になっても道徳性、ひいては利他性をしっかりと身に付けることができないできないかもしれない。それってすごく困る事だよなぁと。

利他学と幼児教育と脳についてはまた別の記事でも深く触れていこうと思っています。今日はちょっとこの辺で失礼いたします(^^;; 

お読みいただきありがとうございました!


hona

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