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「はじめてのキャンプ」を読んだら、子どもがキャンプをもっと楽しめた

こんにちは〜honaです!

今日は、子どもが「はじめてのキャンプ」を読んだらキャンプをもっと楽しめた話を残そうと思います。

「はじめてのキャンプ」、ご存じでしょうか?(^^)
私自身も最近、古本屋さんで出会いました。子どもが偶然見つけたのです。

はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)


主人公のなほちゃんが、「おおきいこ」に混じってはじめてキャンプに行き、たくさんのおしごとや時間を経験するお話。
なほちゃんの心と体のたくましさが、眩しいお話です。

たまたま古本屋で見つけて来たのですが、小1息子は自分から何度も読んで、内容をすっかり覚えてしまうほど気に入りました。
年少の娘にも、本人が「なほちゃん」を覚えるくらい何度も読み聞かせました(^^)
しかも夫が「おれも昔、何回も読んだなー」と言うではありませんか。なんという偶然。親子だなぁーー!と感心した瞬間。

そして、その素敵な絵本を読んだあとに訪れたキャンプでのこと。

一番印象的だったのは、焚き火をつけようとしたとき。
焚き付けのための枝や葉っぱを探してねーと子ども達にお願いしました。

「おっきなえだ、えだー。『なほちゃんは、こんなにおおきなえだをみつけましたー』!」

と言って、薪を探し出す子ども達。

絵本の中で、薪になるえだをさがすときに、なほちゃんがおおきいこに負けないくらいおおきな枝を見つけてくるシーンがあります。
2人ともすっかり頭に残っているようで、「なほちゃんみたいにおっきな薪をみつける」ことが原動力となって、彼らを動かしてくれているようでした。

その後息子が、本当になほちゃんみたいにおっきな薪を見つけてきました!!

今回は樹海にあるキャンプ場で、サイトの横にひろく森が広がっていて、枝が拾い放題だったというのも、なほちゃんの経験した状況と似ていて良かったんだと思います。

さらにそのあと、拾ってきた枝を折って、焚き付けの薪にして焚き火がつき、煙がもくもくとわいてきて、息子のほうに何度かいってしまうときがありました。

そのとき、息子が「この煙、なんか○○のほうにくるなー」(○○=息子の名前)と、なんだか嬉しそう。

私は、ピンときました。
絵本のシーンに、なほちゃんが自分で拾ってきた薪を燃やしたとき、煙がなほちゃんのほうにいくのを、なほちゃんが「だってこの枝、わたしがひろった枝だもん」というシーンがあるんですよね。

きっとこのシーンを思い出しているんだろうなぁ〜と心が温かくなり、「○○が拾った枝だからかな?」と返してみました(^^)

またいつもは購入した薪を燃やしているのですが、最終日の朝に息子が「自分でひろった枝で、焚き火する!」と言いました。
これも、絵本ではなほちゃんたちは自分たちで拾った薪だけで焚き火をしていたから、それをやってみようと思ったようです。

その目標にむけて、息子が再び枯れ葉もついた大きな枝を見つけてきたので、それを折って、まず焚き付けから、そのあと枝の太いほうを順に燃やしていき、朝の短い時間ではありますが、拾ってきた枝だけで焚き火ができました(^^)
「自分の焚き火」だからか、火吹き棒を使ったり枝をくべたり、いつもより火を育てることを楽しんで、自らおこなってくれていました。


以前の記事で、ウォルト・ホイットマンさんの一節を紹介しました。そのなかの大切な要素と感じている「子どもたちを取り囲むものは、すべて彼らの一部になる」という考えがありますが、今回の件はまさにその一つの例になるなと思いました。

絵本の体験と、自分の体験を重ねる。
絵本の人物と、自分を重ねる。
そして絵本の中の人物の行動が、自分の行動の一部になる。

良い本に出会うことは、彼らの一部を変えることにもつながるんだな。
やはり、絵本を含めた、彼らを取り巻く環境を整えることは、彼らの心身の育ちに大きく影響を与えるだろうと、改めて実感しました。

また「はじめてのキャンプ」は、初めてキャンプにいくときに挑戦できること、そしてキャンプをする上で大事な要素を、大人にも子供にも教えてくれていると思います(^^)

ファミリーキャンプに行く皆様、もしまだお手に取っていなければ、ぜひ親子で読んでみてくださいね。

では今日はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました!


hona


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