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食事を作ること、食器にこだわることがたのしくなった。私が変わると、家族の食卓も変わる。

人生で初めて、スープカップを買いました。

with とんじる


買おうと思ったきっかけは、そもそもちょうど良いスープカップがなかったこと、子供用のスープカップも新しく欲しいな、と思ったことでした。

木製の汁椀はもっていますが、それだと食洗機にかけられなくて、これから朝もスープを飲みたいと思っているので、お手入れが簡単な陶器のものが欲しいなぁと。
また、子供のスープカップも、赤ちゃんの頃から使っているような小さいものを今も使っていて、小1のお兄ちゃんにはもう小さいし、そろそろ陶器を持たせて、ものを大切にすること、ものは壊れてしまうことを日常のなかで経験してもらうのもいいかなぁ、と思っていました。

そもそも、なんで家にスープカップが無いかって、我が家は食事や食器に対して、無頓着だったからです。

ずっと夫婦共働きで毎日バタバタしていたこともあるし、夫婦2人とも大雑把でズボラさん、また2人とも料理がすごい得意とか好きとかいうわけでもなかった。
それよりも、登山をしたり友達と出かけたり野球観戦したり、家の外に出かけて遊ぶことが好きだった。
そんな生活の中で、食事、特に家での食事にかけるこだわりは、さほどありませんでした。

今の家を建てたときに、木のオープン棚に置いてもかわいい食器を、と思っていくつか買い足したけれども、その時もスープカップは後回し。
必要最低限の、毎日使い回しができるお皿を買ったきりでした。

それが最近、少しずつ変化してきているようです。

いつかの、ひとりお昼ご飯。お気に入りの食器で。

私は去年の3月に仕事を辞めて、家で過ごす時間が増えたこともあり、毎日の暮らしを、少しずつ丁寧に過ごしていき、さらに健康的に長生きするためには睡眠と運動と合わせて食事も非常に大事であることを様々な文献からインプットしたことで、食事に対する考え方が、大きく変わってきています。

そんななかでも最近は、食事を作ること自体が楽しいし、きれいに丁寧に食事を盛り付けることも、心を喜ばせます。
そしてそれを誰かに食べてもらって喜んでもらうことも、とても嬉しいです。

それまではどちらかと言えば、せっかく一生懸命作ってあれこれ考えて盛り付けたのに、食べる側はその苦労をつゆ知らず、あっという間に消費されてしまうことに、なんとなく虚しさや勿体なさを感じて、「だったらきれいに盛り付けたり良い食材使う意味ないじゃん」って感じていました。

いまは、どうしたらもっと美味しく、体に心地よく、気持ちの良いご飯をつくれるかな、子どもも大人も喜ぶご飯の時間になるかな、と考えるのがとてもたのしいです。
例えば、この料理ではこういう風に具材を切ろうかなぁとか、ちょっとずつ調味料や水分量を変えて試行錯誤してみるとか、このお料理にはこのお皿が合うかなぁ、とか。

こうやって感じ方が変化した理由はきっと、以前より効率的にできるようになって、料理や食事にかける時間と気力に余裕ができたことが1つ挙げられると思います。
私の料理の腕前が上がっているというよりは、0.6%の塩分と、ホットクックやヘルシアウォーターオーブンがあれば、手間なくおいしい料理を作ることができる!と確信を持っていることで、時間も気力も削減できていると思います。

そうやって少しずつ自分が変化することで、家族の食卓が変わっていくって、嬉しいなと思います。栄養摂取もさることながら、目で見て鼻で匂って実際に口にいれて味わうことを、家族とたくさん共有することは、「食事を丁寧にとる」ことの大切さを、少しでも子ども達に経験させてあげられるのではないかなと考えます。

どれだけみんながおいしい!と言っているレシピや、とっても人気なレストランがあったとしても、もちろんそれが美味しいという事実は変わらないのですが、それらとはまた別に、私と私の家族にとって1番心地よくて美味しいご飯があると思っています。
そういうご飯を、家族と一緒にまっすぐに向き合い、少しずつ試して、見つけていきたいなと思います。

私たち家族は、私たちだけの食卓を、作っていけるはずだから。



では今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


hona

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