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よんもじオノマトペ「友だち、ひとり」@南市民センター 観ました

ちょっと前の話だけど、よんもじオノマトペ「友だち、ひとり」@南市民センターを観ました。文化ホールの舞台上舞台(ステージ上に客席も一緒に作って、お客さんと演者がぐっと近いところで見られるスタイル)でした。私は、ステージから10mも離れると、疎外感を感じちゃうので、こういう濃縮した感じ、好きです。

三人の登場人物のモノローグ、生まれてすぐの乳幼児の時代や小学校での思い出など、ひとりしゃべりでほぼ成り立っているお芝居です。アンサンブルなど掛け合いの多いお芝居だと、頻繁に集まって稽古をしないといけなくなるので、コロナ禍でなかなか集まれない日々を過ごした表現者から生まれた手法なのかな、と世相の反映を見た気が、勝手にしています。

状況に合わせて、自由に表現できるのも演劇の魅力だなと思うので、スタイルを変えてでも、いろんな劇団が活動を続けていけるといいなぁ。

終盤、登場人物が全員出てきて、ずっと中心に佇んでいた大きな紙に、それぞれの色ペンキをぐるぐる回りながら塗り付けていく、というシーンがあります。それぞれが抱えている色が一つの紙で一緒になって、これからこの人たちの交流が生まれるのかなぁという予感を持たせて終わります。

よんもじオノマトペさん、「大橋を拠点に『ゆるゆる』活動していきたい演劇団体」とのことなので、今後の活動も楽しみにしています。

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