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バレンタインに見るチョコレートとはちみつ

どうもこんにちわ。クリスマス、節分と並ぶ食品業界の一大イベントのバレンタインの季節がそこまで来ていますね。わたしの住んでいる関西地区では大阪にある某百貨店のチョコレート用催事場が毎年戦場のごとき様相を呈するんですよ。そのイベントのパンフレットは毎年1月の上旬から配布が始まるのですが、山川出版の日本史の教科書ぐらいの厚さがあるんです。わたしは関西にいなかった年を除けばだいたいこの冊子を事前に手に入れておいて、予習をしてからこの戦場に飛び込みます。なんで、こんな話をするかというと、わたしははちみつと同じぐらいチョコレートが好きで。とくにタブレットが好きで、毎年このシーズンにはチョコレートをこれでもかと買いあさります。最初は5,000円ぐらいから始まったのにここ最近は諭吉が飛ぶようになりました。そして去年からはチョコレートだけではなく、はちみつにフォーカスしてチョコレートを選ぶようになりました。そこで今回ははちみつをつかったチョコレート(主にボンボンショコラ)を独断と偏見でご紹介します。

SALON DU CHOCOLAT2019のセレクションボックス❝ナチュール❞

東京で開催されているサロンデュショコラのセレクションボックスのひとつ。素材の味をしっかりと吟味してそれを生かしたボンボンショコラといったところでしょうか。

全部で16個入っているのですが、そのなかの3種類がはちみつを使用しているボンボンショコラでした。

左:ミエル・タン ≪フィリップ・ベル≫
中:ミエル ≪二コラ・ベルナルデ≫
右:ミエル ≪キャラメル・パリ≫

フィリップ・ベルのミエル・タンはベル氏の自宅の裏山で採れるという栗の花ともみの木のはちみつを使いタイムで風味付けをしたガナッシュです。ベル氏のショップはフランスのリヨンにあるということで、フランスの栗の花のはちみつ、もみの木のはちみつをイメージして食べてみましたが、予想に反してフルーティーな酸味が感じられてそしてタイムの風味が香り清涼感のある後味のガナッシュでした。栗の花のはちみつは一般的には渋みがあったりクセのつよい風味がしたりするのですが、まったくそのような嫌味がありませんでした。もみの木のはちみつはもみの木の樹液をミツバチが集めてきて作るはちみつで甘露蜜と呼ばれています。

二コラ・ベルナルデのミエルは、フランス北部のトロワの養蜂家さんの菩提樹のはちみつを使用。菩提樹のはちみつ特有のハーブ香がふわふわと感じられるガナッシュです。甘さが控えめなのでチョコレートのカカオ本来の酸味も感じられました。

キャラメル・パリのミエルはグリュイエールの花のはちみつだそうですが、おそらくピレネー山脈に近いグリュイエールという地方で採れるはちみつということでしょうか。しっかりとしたミルク感の中におだやかでフルーティな酸味を感じました。またトッピングの黄色いものはビーポーレン(花粉)でしょう。サクサクとした食感がアクセントになりました。

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