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204 シビアな話をしたくない

社会には問題が山積

 世の中は一筋縄ではいかない。そもそも社会には問題が山積している。それをすべて自分のことのように語る必要はない。少子高齢化はその典型で、誰もがこの問題について発言できるけれど、発言しなくてはいけない、ということではないだろう。自分ではどうにもならない。クラゲやプラナリアのように、自分の体を分離して新しい個体を生み出せるのならともかく、私にはそんな芸当はムリだ。街に出て、男女が仲良く歩いているからといって「早く子どもを作りなさい」などと言えるはずもなく、言ったところで出来るわけでもない。
 格差の問題もある。周辺国との関係性にも問題はある。同盟国との間にも問題はある。国防も問題だし、災害対策も問題だ。そして書店が減少しているという話も問題である。
 驚くことに、自分でなにかをすることで解決できそうな問題が、なにひとつ思いつかない。
 かなり身近なところで、熊たちの問題もあるし、ギャンブル依存症も問題だ。あー、そういうの数えてどうする、と思ったりもする。
 このnoteに、そうしたさまざまな問題、あるいは課題について丁寧に解説している人たちもいるだろう。池上彰もいるだろう。
 そこに、自分も参加しなくちゃいけないか?

のんびりした日曜日を楽しみたい

 雨でドジャースの試合が遅れて昼すぎから始まった。昨日の乱打戦に比べて渋い展開になっている。
 テレビでそれを流しながら、TVerを見る。
「with MUSIC 宇多田ヒカルSP椎名林檎とテレビ初共演&初歌唱」を見た。

 音楽は好きだが、音楽について語る言葉を持っていない。とにかく楽しめた。正直、インタビューはすべて飛ばした。アーティストの日常や思考まで知りたいとは思っていない。もちろん、たまたま知ってしまったことは、それなりに興味深いけれど、追いかけるつもりがまるでない。
 そして、そのままドラマも見た。『イップス 第1話 初回拡大スペシャル「電撃ウィッチの魔法」』。脚本は放送作家でもお馴染みのオークラ。バカリズムは犯人を見つけることはできるのに犯人に対峙できないイップス。そして篠原涼子は、ミステリ作家なのに小説が書けないイップス。この2人が事件を解決する話。いわゆる2時間ドラマのサスペンス劇場っぽいつくりに、コメディ要素を全面的に盛り込む。サスペンス劇場のようなドラマではたとえばエンドロールあたりで笑える寸劇を入れることがあるけれど、あれがそのまま全体に及んでいる。とても楽しい。見ている側はただ楽しんでいればいい。なによりも篠原涼子は、世間的に「篠原涼子」と誰もが思うような篠原涼子を演じている。モノマネをする人にとってはお手本になるだろう。たぶん、2話も見る。
 朝ドラ「虎に翼」も、コメディ要素がしっかりあって楽しめる。こちらはネット配信は「NHKプラス」でいつでも好きなときに見ることができる。
 そもそもドジャースの試合だって、AbemaTVでもやっているのだろうし、試合によっては「NHKプラス」でもやっている。テレビはいらない。
 私はそして、スマホで本を読む。いまは『センスの哲学』(千葉雅也著)は半分ほど進み、『源氏物語 A・ウェイリー版』(紫式部著、アーサー・ウェイリー訳、毬矢まりえ訳、森山恵訳)は2巻目の途中だ。残念ながらどちらもhontoの電子書籍なので同時に開くためにはデバイスが2ついる。Kindle端末を持っているけれど、hontoは読めないのである(裏技で読めるという説もあるけれど、それをやるのが面倒)。
 こうして、今日はのんびりとした日曜日を送るのである。たといえイランがイスラエルへ何発ものミサイルやドローンで攻撃したとしても。
 以上、老害についての考察である。

描きかけ。まだまだ。

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