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あなたに会えてよかった。可愛くて愉快なエゾシマリス|愛しい北海道ANIMALS

この連載愛しい北海道ANIMALSは、北の大地に暮らす動物たちを23年間にわたり見守り続けてきた結びさんによるフォトエッセイです。そんな結びさんの撮影する動物たちの姿は、おもわず息をのむほど美しかったり、可愛らしかったり、ときに猛々しかったりします。第4回は、結びさんにとって特別な想いがあるエゾシマリスをご紹介いただきます!

可愛いイラストやキャラクターでもおなじみのシマリスですが、北海道にも「エゾ」のつく可愛い子がいるんです。

エゾシマリス
シマリスの亜種。北海道の全域と、周辺の島々に生息している。10月頃から4月頃まで、1年のうちほぼ半分を冬眠して過ごす。

じつは、私にカメラを持つきっかけを与えてくれたのがこの子なんです。当時はまだアナログのカメラで、現像するまでどんなふうに撮れているのかわかりませんでした。二度と出会えるかわからない貴重な瞬間をフィルムに収め、毎回ドキドキしながら現像されてくるのを待っていたのを覚えています。

どこにいるかわかりますか?紅葉したイワブクロの中でほっぺたをパンパンにしています。

平地の自然豊かな場所や高山に生息するエゾシマリスですが、最近は写真を撮りたい風景の場所ではなかなか出会えず、道路にちょこんと座っていたり、道路を横切るようなドキッとする場面で遭遇することが多いかも? それでも、姿を見るだけで嬉しくなっちゃうんですけどね。

身体の小さなシマリスは自然界に敵も多いはずですが、ぼーっとしていたり、何かを食べていたかと思うとそのまま眠りに落ちてしまったり。ほっこりが止まらない私のアイドルです。

周りには敵もいるのに食べたら眠くなっちゃう子りす。
ガンコウランの実でほっぺを膨らませるエゾシマリスの幼い子。
母りすにおっぱいをねだって追いかけていた子りす。なかなか貰えないので後ろからパクリ。そろそろ親離れの時期では?

そんな子でも、いつもと違う警戒する様子を見せたことがあります。その瞬間がこちら……!

立ち上がって辺りを警戒するエゾシマリス(上の2枚)
すると、肉食のエゾオコジョ(下の写真)が現れました。

私に撮影の楽しさを教えてくれたエゾシマリス。いつまでもこの地で会えたらいいな。

文・写真=結び

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