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【天秤座新月(金環日食)】①~自己価値を他者へ還元する~


10月15日 2:56 ごろ
天秤座で新月です。



⁑新月とは


新月は、種まきの時期。


太陽と月が重なることから、
意識(太陽)と無意識(月)とが出合う接点
言われています。


無意識と意識を統合させて
新しく挑戦する時期です。


⁑日食のテーマ


今回の新月は、ノード軸のそばで起こる
金環日食。


日本で観測することはできませんが
半年間続くと言われるエネルギーを帯びているため
大変重要です。


今回の日食、カリフォルニア州の一部地域では
観測できるようですね。
お住まいの方はぜひ。


さて、日食については
過去の記事から引用します。

日食とは、ドラゴンヘッドまたはドラゴンテイルと呼ばれる
黄道(太陽の通り道)と白道(月の通り道)の交点近くに
新月が来るときに起きる現象です。

日食と月食はドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが
刺激される新月と満月であるため、
通常の新月や満月と違ってそれぞれ
半年間の影響を与える特別な新月と満月であると考えられます。


古代の人々は、日食について、
王や権力者を表す太陽が月の影に隠れて食されるとして
王の交代や権威の崩壊などを示唆する現象と捉えられていました。

日本の政治を振り返ってみても
日食と政権交代は深く結びついているようです。
2008年の福田政権、2009年の麻生政権の解散は、
いずれも日食の前後に起こっています。

大きなリセットのエネルギーをもつ日食は
私たち一人ひとりにも強い影響を与えるでしょう。

【宇宙の天気予報】蠍座新月・部分日食~あらゆる変化を喜びに変えていく~


イスラエルの空爆、カザフスタンの地震・・・
日本でも歴史ある大手事務所の報道が絶えません。


今月11日に冥王星が順行に戻り
水瓶座に入る来年の1月までに、
社会的な組織の枠組みや在り方が徹底的に見直されるでしょう。

日食月食が起こる今月は
いずれにしても大きな転換期となりそうです。

⁑天秤座新月チャート



今回の新月図は、天秤座に天体が集まり
火のエレメントがほとんどありません。

今年度は、牡羊座を始めとする
「火」の要素が強かった印象がありますが、 

秋分を過ぎた頃から
雰囲気が変わってきたように感じます。


冬至までの3カ月間を色づける
秋分のアセンダントは水瓶座。


春分、夏至とアセンダントは牡羊座でしたが
ここで一度クールダウン、といった印象です。

風は、横展開。
矢印で言うと、右と左。

HOT(熱)&MOIST(湿)の要素なので
温めてくっつける
熱してゆるめる
という資質を持ちます。


人との交流、結びつきが増えた半面、
見合わない人との分かれ目がはっきりしたり
今までなんとなく感じていた違和感に
決着がつくようなこともあるでしょう。


人とのトラブル、些細ないざこざも多いなかで
再び結託できるか?
信頼関係を結び直せるのか?


夏からじわじわと続いてきた人間模様の変化は
この新月、そして月末に起こる月食の前後で
最終局面を迎えます。


⁑自分の持てる資質を他者へ還元する


新月図では、
2ハウスに個人天体が集中。


2ハウスは「金銭の室」。
自分の所有物や、自分で働いて得る金銭。
個人の安心感を構成するものもあらわします。


自分の価値が、他者に受け入れられるものかどうか
相手に喜んでもらえるにはどうしたらいいのだろうと
自分の資質を問い直すことがテーマとして
浮上してくるでしょう。


キロンが向かい側に位置していますので
過去の傷や葛藤も多くなる時期です。


しかし、キロンは越えていくべき傷。

過去の経験からなにを得られたのか
傷を学びへと昇華させることで
眠れる才能が呼び起こされることもあるかもしれません。


また、金星と土星が向き合い
火星が調停の角度。

金星が乙女座に位置すると
金星らしい純粋な喜びが控えめになる一方で
品のある慎ましさが表現されます。

土星と金星がタイトに向き合う
10月中旬ごろまでは、
楽しむことや喜びに制限がかかりやすく
現実主義的な側面が強調されます。


人と比べてしまい、
やっぱり私には難しいわ・・・

と諦めモードになる傾向があるので、
ここは自分の湧き上がる欲望をもっと大切にして。


私には無理だわ・・・
でも本当は・・・?
やっぱり○○したい!


「でもやっぱり」というところまで
本音を探ってみると良さそうです。


火星が蠍座にある今は、
感情のコントロールがテーマ。

度が過ぎてしまうと怒りが妬みに変わりやすく
色々と面倒な感情論になりがちではありますが、

怒りの矛先を変えることで
火星のもつ力を社会で発揮できます。


火星は土星と、協力体制の結びついています。

目標達成に向けて力強く進んでいく
土着させていく
根付かせる

迷いや不安のなかでも、
今まで保留にしていたことを決断していく時期
なのだろうと思います。


長くなってしまったので、
②へ続きます。


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