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地味だけど重要なこと

シチリアに住む社会派主婦のほんともです
今日ふれたい地味だけど重要なこととは住宅問題です。

イタリアにいると、
家が代々受け継がれることによって生じる
社会のゆとり、豊かさを感じます。

これまでは
ヨーロッパは石造りの家だから代々受け継がれる。
日本は木造建築だから短命。
とひとくくりに考えていたけど、
日本の木造住宅だって
代々受け継がれる家があるのにどうしてかな?
と見てみると、

こだわりの注文住宅や
高級マンションなどに
お住まいの方には当てはまらないけど、

一般消費者をターゲットにした物件は
より快適にとか
より長持ちするというキーワードを削除した
屋根があって壁があるってだけの家を
どんどん早く、安くつくって
みんなに買わせ、
住まわせる。
そして
3、40年で
建て替えや買い替えの必要を感じさせる。
そんな
3.、40年しか持たない家を買わされてきたんじゃないか
と思えてくるわけです。

買う側は一生に一度の買い物、
手に入れれば資産になる。と思って買うのに
売り手、作り手は消耗品であることをのぞんでいる。

国の住宅政策が
生活者のためではなく
建築業界の経営を高循環させることに
重点を置いたものなのは明らかです。

近年
耐久性に優れた住宅建築に補助金を出す制度や、
断熱、省エネ、創エネに力を入れた建築や、
その購入に補助金を出す制度が導入されてはいますが、
補助金は予算に達したら早々に終了になるなど、
本気度は感じられず、
一応やってる感の演出枠を超えないもののようです。

これを本気でやってくれれば、
断熱性能をあげることに重点を置いた家がつくられ、
必然的に薄っぺい壁じゃなく
しっかりした壁の家が一般的になります。
高断熱で高気密な家は、
家の劣化の天敵である結露を防ぐので
家の寿命を延ばすことができるそうです。
さらに、
冷房も暖房もフル回転する必要がなくなり、
エネルギー活用効率があがるのだとか。

家は消費するものじゃなくて
資産であるべきなのだから
耐久性ってとっても重要なはず。

業界優先じゃなく
買って住む人、生活者優先の
より快適に
より長く
過ごせる家づくりを推進するのが
国の本来の使命なのではないかしら。

戦後
経済を優先するあまり
おきざりにされてしまった個々。
コロナはそのひずみや歪みを炙りだしたと言われています。
これをうまく変動の起点にして
コロナ後は
個々に重点を取り戻す社会になればなーと思います。


そんなことを言う私は
主人のおじいさんがつくった、
がっちりした石壁の家に住んでいます。
がっちりした石壁で耐久性は抜群と思われますが、
昔ながらだからか
水平垂直がいまいちで、
窓枠がきっちりはまらず、
すきま風が吹き荒れる低気密住宅です(汗




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