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著…遠藤研一郎『はじめまして、法学 身近なのに知らなすぎる「これって法的にどうなの?」』

 ●代理出産を依頼したが、代理母がこの子の母親は自分だと主張して子どもの引き渡しを拒んだ

 ●生まれてきた子どもが障がいを持っていたため依頼者が受け取りを拒否した

 といった、実際に起きた事件をもとに、「法的なものの考え方」を教えてくれる本です。

 なお、先ほど挙げた2例目は「子どもはモノ扱いか!?」と胸糞悪くなりますね。

 そういう依頼者って、もし五体満足な子どもが生まれたとしても、事故や病気などでその子が障がいを負ったり、先天的な障がいが後から判明した場合どうするのでしょうか?

 まさか「返品」とか言いませんよね?

 そうやって拒否するような人では無くて、子どもが優しい人を選んで生まれてこられたら良いのに…。

 また、もしその親が元々は優しい人でも、子育ては理想通りにはいかないので、残念ながら虐待してしまった場合は、今よりもっと、いち早く子どもを保護出来る仕組みが欲しいです。

 …と、つい脱線してしまいました。

 さて、この本には他にも、

 ●ファミリーマートでお弁当を買ったり、ロフトで文房具を買う時、売主と買主の間に「売買契約」が結ばれる

 といった身近な法律や、

 ●道路脇にあった一億円を拾って警察に届けたが、落とし主が現れなかった。この場合誰が一億円の所有権を取得出来るか?

 といった夢のある事例も紹介されています。

 勉強になりました。

 なお、この本は2019年に出版されたものですが、今年に入って第2版も出版されたようなので、近いうちにそちらも読んでみます。

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