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好きなものを思い切り食べられるように

「のぼせとほてりがひどい。何かすぐ対処できることを教えて」と娘からのLINE。

夏で気温が上がると、体も熱を吸収する。
普段から体の中に熱がこもっている人は、
外から内からのダブルの熱でほてり、めまい、動悸などの症状が出やすくなる。

一人暮らしの娘にすぐできることは、

スイカを買って帰って。
パック入りのでいいから。

トマト、キュウリ、豆腐、緑茶、
を夕食にプラス。

そして早く寝て。

体の熱を冷ます潤い、体液(陰液ともいう)を作る食材を摂る。
夜寝ている間に陰液は作られる。遅くまで起きていないで早く寝る。

体に熱がこもっていると、生理の出血も多量傾向になるから、早く寝て、血も作らなくてはならないのです。


毎日続けることは、
夕食は夏野菜を使った料理を一品。
トマト、胡瓜、ナス、ゴーヤ、ピーマンなど。

朝は味噌汁を飲む。インスタントでもいいから。
味噌はほてり、むくみ、整腸、イライラ解消に良い。

おやつはスイカ、メロン、キウイ、パイナップル、マンゴーなど。(冷たいとお腹を冷やすので常温で)

辛いものや揚げ物やスナック菓子は体の中で熱を生むから今は控えて、体を冷ますための潤いを作ることに集中。


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中医学の考えは、
「気」「血」「水」が体をバランスよく構成している。

どれも過不足なくあり、
流れが滞らずスムーズに体の中を巡っている。

これが健康な状態。

不足していたり、巡りが悪いと何かの不調が現れる。

不調が出ると、気やあるいは血や水を作る効能を持つ食材で補う。

不思議と体も不足分を欲しているのか、それほど好きではないものでも美味しく(というかガツガツ)食べられる。


食養生の目的は、
「好きなものを思い切り食べてもびくともしない体を作る」

あれもダメ、これもダメの食事指導とは違うのです。

バランスが崩れたら、戻す。
体はいつだって元に戻ろうとしています。


8月8日は立秋。

まだまだまだまだ暑い盛りだけれど、
体の中は少しずつ秋仕様の体に変化していきます。


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