マガジンのカバー画像

堀之内出版 新刊・重版情報

9
堀之内出版刊行書籍の新刊・重版情報です
運営しているクリエイター

#堀之内出版

【書評】【知への恐れ】「客観的な真理に向かって――相対主義/構築主義について論じる上での必読書」(評者:⼭名諒)

【書評】【知への恐れ】「客観的な真理に向かって――相対主義/構築主義について論じる上での必読書」(評者:⼭名諒)

『知への恐れ』はなぜ書かれたのか。本書の著者ポール・ボゴシアンは、現代認識論において大きな影響力をもつ哲学者の一人である。ボゴシアンが本書で目指すのは、副題にあるように、相対主義と構築主義の批判である。構築主義は真理や知識が社会によって構築されるという主張であり、相対主義は何が真理であるか、何が知識であるかは、相対的な問題だという主張である。

こうした考えを認めるならば、客観的な唯一の真理や唯一

もっとみる
【重版】『大洪水の前に』『「資本論」の新しい読み方』増刷決定!

【重版】『大洪水の前に』『「資本論」の新しい読み方』増刷決定!

 2019年4月刊行の『大洪水の前に』(斎藤幸平著)および2014年4月刊行の『「資本論」の新しい読み方』(ミヒャエル・ハインリッヒ著)の増刷が決定しました! 『大洪水の前に』は5刷(3月3日本出来予定)、『「資本論」の新しい読み方』は3刷(3月5日本出来予定)となります。

 『大洪水の前に』は、NHK Eテレ「100分de名著」で指南役として活躍し、『人新世の「資本論」』では2021年新書大賞

もっとみる