動機があって、努力して、敵と戦う(「ウルトラマンレオ 第1, 2話」を観て)
週末に「ホビーオフ」で、ウルトラマンレオのフィギュアを手に入れた長男。僕もウルトラマンの中ではレオが一番好きだったこともあり、Amazon Prime Videoの有料レンタルで視聴することにした。
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「ウルトラマンレオ」は1974〜1975年に放送されたウルトラシリーズ第7作。「ウルトラQ」「ウルトラマン」が1966年放送なので、わりと短いサイクルで、ウルトラマンレオにまで至っていたことが分かる。
約50年前の作品ということもあり、映像の古さ、粗さは凄まじい。僕は映像技術、撮影技術には詳しくないけれど、色々な「素材」をパッチワーク的につなげて、サブリミナル的に、主人公のおゝとりゲン(演・真夏竜)の心情を喚起させていく演出には思わず笑ってしまった。(長男は真剣に観ていたけれど)
長男の影響もあり、現在放送されているヒーローものの作品を複数見ている。もちろん予算の関係で、拙いなと思う部分もあるけれど、「ウルトラマンレオ」を観てからだと、50年の月日を経たんだなあと感慨深い。
ただ、ヒーローものの原点である「動機があって、努力して、敵と戦う」という一連の流れは、現在のヒーローものには少し足りないというか、要素を重ね過ぎている感じがしなくもない。
おゝとりゲンは、故郷である獅子座L77星を、マグマ星人によって全滅させられて地球に移住してきた。そこで出会った仲間や好意を寄せる女性を守りたいと考え、ウルトラマンレオとして怪獣たちに立ち向かう。
第1, 2話では、いきなり双子怪獣「ブラックギラス」「レッドギラス」に苦戦。特訓を経て、三度目の再戦でようやく倒すことに成功する。
「強い相手を倒すために特訓する」というのは、まさに「ドラゴンボール」や「ワンピース」へと受け継がれている世界観だなあと感じた。
現代の作り手は、もちろんオリジナリティの高さが評価されているけれど、こうして過去の作品を観返すと、色々なものの影響のもとで成り立っていることを理解する。
久しぶりに、また「ウルトラマン」も観たいなあ。このまま息子と、ウルトラマンの「沼」へとハマってしまうのだろうか。
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ちなみに「ウルトラマンレオ」の第1, 2話は前後編になっており、思いがけず2話分のレンタル料金を支払ってしまいました。
公開は全くないのですが、300円のレンタル料金を払うんだったら、ウルトラマンのサブスクサービス(スタンダードは月額500円)に1ヶ月だけ登録しておけば良かったかなあと。
(Amazon Prime Videoレンタルで観ました)
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