[拡散希望]鰻・土用の丑について思うこと
率直に言わせてもらいます
“鰻、食べないでください!”
美味しい、一年に一度だからという気持ちはわかります、ですが僕も魚を食べるのが大好きなのであえて食べません、
なぜか?
単純です
資源量が減っているから、というかもう絶滅危惧種です。もしかしたらもう鰻の資源量が回復しない、今後食べられないところまで来ています。
近年食べられている日本の鰻について、絶滅危惧種を日本人は食べ続けている
当然ですが、今食べられている鰻の多くは養殖です、天然ものなんて本当にないです
ということは稚魚(シラスウナギ)を養殖で成長させていくわけですが...
養殖鰻ならいいのか?
これは「ノー」です
鰻の完全養殖はとても難しく(採算性がない)、海で獲ったシラスウナギを成長させます。
つまり結局は海にあるシラスウナギがなくなれば食卓に並ぶことができなくなります
ちなみに養殖用のシラスウナギの平均価格を載せておくと
2016年 182万円/kg
2006年 27万円/kg
この異常さがわかるでしょうか?2013年に寿司屋「すしざんまい」がマグロの初セリで1億5000万円で買ったビッグニュースがありましたが、この時でも所詮70万円/kgなんですよ?!
鰻を食べ過ぎた日本人
日本人のタチの悪いところはニホンウナギだけでなくヨーロッパウナギ、アメリカウナギまでも乱獲で絶滅危惧種にしてしまったこと。(安価に鰻が買えた時期があったのはこの乱獲による大量輸入によるもの)
詳しくは水産庁のページを見ていただけるとわかるかと思います
https://www.jfa.maff.go.jp/j/saibai/attach/pdf/unagi-162.pdf
密輸も絶えないウナギ
こんな高く取り引きされれば密輸も当然行われます。例えば2015年漁期における鰻稚魚の採取量のうち、6割は流通経路(どこで採れた稚魚なのか)がわからないものだったそう。これでは資源を回復させるにも出来ません
日本人が資源が少ない中、鰻を求めれば求めるほどこの負の連鎖は続くと思われます。
スーパーにはたくさん並んでいるから気づかない日本人
スーパーでは2、3千円払えば買える、だけどこんなにも事態は深刻です
まとめ(やばいポイント)
・アメリカ、ニホン、ヨーロッパウナギ共々絶滅危惧種である
・稚魚の採取量減少と高すぎる需要による価格高騰、そして密輸
・スーパーで買う人は何も思わない(真実に気づけない)
それでもウナギ食べますか?
夏バテ予防といって食べるのは僕的には買っていい言い訳を作っているだけにしか見えません
夏バテ予防として僕は
・そば(もちろん薬味たっぷり!)、ビタミンB1やビタミンB2が多く薬味で食欲増進
・スパイス料理、特にカレーや、ターメリックライス
を取り入れています
食が豊かな時代、他にも夏バテに効くものなんてたくさんあるじゃないですか、お財布にも優しいでしょうし
最後に
買うことは投票だ!これだけは覚えておいてほしいです!
遠い未来でもウナギが食べられる世界に生きたいです、そしてまた食べたいです、お願いです
拡散よろしくお願いしますm(_ _)m、より多くの人にこの情報を知ってほしいです
参考文献
片野歩「日本の漁業が崩壊する本当の理由」(2016年)
水産庁ホームページ
ただ今、食と持続性のある社会を伝えられるお店を計画中です この一人の大学生の取り組みに共感していただけたら幸いです