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この世界は馬鹿だらけ? ネットもリアルも"馬鹿しかいない"残酷な理由

「どうしてこの世界は馬鹿ばかりなのですか?
ネットでも現実世界でも
まともな人を見掛けることがほとんどなくて、怖くなってきます」

ネットの世界では度々、このような質問が投稿される。
しかし大抵の場合この手の質問に対しては
「他人が馬鹿に見えるのは、それはお前が馬鹿だからだ」
「他人からも見てもあなたは馬鹿に見えてますよ」
「気のせいじゃないですか?」
などと、極めて浅はかな揚げ足取りのみで完結させられてしまうきらいがある。

そこで、そのような質問を決して皮肉ではなく、純真で呈したであろう悩める質問者に対する救済として、人が「この世が馬鹿ばかり」だと感じられてしまう原因について、私なりの見解を此処に記しておこうと思う。

2:1:7

突然だが、皆さんはこの比率を御存じだろうか?
実はコレは、人間の腸内環境に於ける
「善玉菌:悪玉菌:日和見菌」のそれぞれ理想とされる存在比率である。

2%

そしてこのパーセンテージは、この世界に存在する富裕層の割合だ。
(もちろんエセ金持ち、金持ち気取りは省いた実直な数値となる)
正真正銘の金持ちとは、本当に一握りしかいないわけだ…。

もっと身近な事例でも考えていただきたい。
例えば学生時代、学級の中で何か問題が生じた際に
論理的かつ全体の感情面も考慮しつつ最適な解決策を導き出そうとする
冷静な人間は一体何人いただろうか?
40人クラスだとして、せいぜい1~3人くらいではなかろうかと思われる。
その他大半は無思考だったり、むしろ愉快犯的に問題を悪化させようとする厄介者だったりしたものだ。

歴史に学ぶのであれば、国家規模で国民の多数が狂人のようになり
取り返しのつかない過ちを犯してしまった例は数えきれない。
或いは今日の地球上でも、そのような国家は多いだろうか。

これらの法則、または事例が仄めかしているように…
そもそもこの世には
「頭の良い人間は極めて少数であり、バカが圧倒的多数」

いう残酷な真実が見えてくる。

従って、自身がその極少数派に属する側の人間であったり、日和見出身でありつつも「善玉菌」に覚醒しつつある段階の人間にとっては
「この世界はどうしてこんなに馬鹿ばかりなのだろう?」という感覚が湧きあがってくることこそ至って自然なのだという結論が見えてきた。たとえば3%の富裕層だって、一般市民の世界に身を落として日夜交流を続ければ「どうしてこの世はこんなにも貧乏で無能な人間ばかりなのだろうか」と、落胆が止まなくなることだろう。

いかがだっただろうか。
この世の普遍的な法則として、高所に立つほど他が低く見える。
周りが馬鹿に見えるのはつまり、あなた自身が知性に富んでいる状態
若しくは、賢い人間になるべく志しを持っている証であるとも言える。
それだけに、"馬鹿な人々"に囲まれて過ごすことにより、不安感やある種の恐怖心を耐え凌ぎながら生きていかねばならないが、そうした心持ちがあればこそ生じる脱出劇的な練磨の先には「賢い人々の集団」があって、そこまで辿り着いた時にはやっとこれまでの苦難も全て報われることになるだろう。

いっそのこと、身も心も敢えて"低い方"へと降り切ってしまえば、自己と多数派の高低差は生じなくなり、人は楽になれるのかも知れない。しかしそれは向上心とは正反対のものであり、堕落の道でもある…。
低所の安寧に浸って楽に生きるのか、それとも苦難の道の先にある理想郷を目指すかは、個々の選択に委ねられる。究極的には自己の"魂の叫び"みたいなものに従って決めるのが良さそうに思える。

ということで、ネットではなかなか真摯に取り上げられない問題について、本気で悩む人々にとって幾らか助けになれないかという一心で綴ってみた。何らかのお役に立てれば幸いだ。



このサポートという機能を使い、所謂"投げ銭"が行えるようです。「あり得ないお金の使い方をしてみたい!」という物好きな方にオススメです(笑)