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【子供に関する8つの秘密】子供を愛する全てのお父さん、お母さんへ

新しくお父さん、お母さんになられた方々。
または、今後なられるご予定の方々。

まずは退廃極まる現代の、「子を持つ」ことについて否定的な風潮さえもある中で、そのご決断に至られたことに深く敬意を表します。

この記事では、これまでに私が医学、健康法、自己啓発、そして個人的な真理の探究といった様々な世界で得られてきた知見を、「子供に関する小噺」という形式でご紹介いたします。

子育てに関する具体的な知識というものは既に世に豊富に出揃っているため、割愛させていただきました。結果的に、実用書というよりは、ちょっとした自己啓発やスピリチュアルの読み物と成り果てています(笑)

そもそも、何処ぞの馬の骨とも知れない無職ひきこもりが、世のお父さん、お母さん方へ向けて子供の話をするというのも珍妙極まる話ではありますが、私としてはその独特の境遇を活かし、世間一般よりもちょっと深い話を取り揃えているつもりです。

子供とは謂わば、地上に降り立った新たなる神々。その神秘の存在への愛着を深めていただくと同時に、彼らを両腕に迎えるお父さん、お母さん方の人生がより良いものになるよう、祈りを込めて筆を執っております。

それでは、よろしければまた本文でお会いいたしましょう。


1.弟子であり、師匠である子供たち

「人生の師匠」としての子供

子供とは、まだ幼く力も弱いため、周囲の庇護を要する存在です。

お父さん、お母さん方からしてみれば、我が子であるが故の可愛さも相まって、心配で見ていられないことだってあるでしょう。

それでも彼らは周囲の大人達から学びながら、色々な事を吸収し、次第に自分の力で立ち上がり、一人前に世界と対峙するだけの力を身に着けてゆくものです。

この点でまず、子供たちは両親から教わって育つ、実に可愛い”弟子”であると言えます。一方で、子供たちは厳しい”師匠”でもあります。

遺伝子の仕組みによって、両親から受け着いだ性質を様々に反映する子供たちですが、それ故の可愛いところ、憎らしいところも沢山出てきます。

その結果、父親と母親が目を背けたい「過去の自分の欠点」というものまでを掘り起こし、再びそれと向き合わせて来ることだってあるのです。

この点はまるで師匠から出される克己の試練
そのように感じられはしないでしょうか。

「可愛さ余って憎さが百倍」という言葉もありますが、親子関係の場合は、少なからずこうした"遺伝子の仕組み"に起因している側面があります。

ただ、もしもこの時、両親が「過去の自分の欠点」をきちんと乗り越えて、大幅に成長出来ていた場合は、子供の欠点についてもあっさりと許容し、上手く成長の手引きしてあげられる筈です。

しかしそうでない場合は、「何で出来ないんだ!」「そんなの認めない!」という風に、つい感情的に声を荒げてしまうものです。そしてそれが子供の成長を助けず、自尊心を潰してしまうだけの危険な行為となることは言うまでもありません。

もっと別の言い方をすれば、そういった怒りが起きる原因は「親自身が劣等感から抜け出せていない」「大人になっても自己否定を続けている」ことの表れです。

そういった意味で、子供とは愛おしい分身であると同時に、先述した通り親自身に突き付けられる厳しい克己の試練でもあり、従って彼らは"人生の師匠"であるとも言えるのです。

学生時代を思い出して頂きたいのですが、中学生に成りたての頃は小学生のことを「幼稚だ」と馬鹿にしたり、高校生に成りたての頃は中学生を「ガキだ」と馬鹿にするような心理を、皆少なからずどこか抱いていたと思います。

ところが高校生から見て二回り下の小学生は、未熟なところまで含めて可愛くなってきますし、ちょうど落ち着いてきた頃の社会人からすれば、見た目にはほとんど社会人と変わらない大学生でさえ可愛くなってきます。

このように、乗り越えて遠くまで来た人間にとっては、過去の地点にある後輩たちはいつも可愛いものなのです。

ですから、子供の欠点を許すことが出来ない場合、まずは親自身が「過去の自分」を超克し、人として大きくなる必要があると思います。

それを成し遂げることで子供がすくすくと育ち始めるのは勿論のこと、親自身もまた、それによって人生で今後起きてくる様々な苦難を乗り越えられる実力を得られもします。

或いは彼らはそういった形で、空の上から親を救いに来てくれた救世主なのかも知れません。

「感覚の師匠」としての子供

他にも、子供は大人が気付かない様々な環境上のことに気付いたり、物質、神秘といった両方の意味で、大人の目には見えないものを数多く視ています。

私自身も幼い頃は、母に連れられて友人宅へと赴き、同い年の小さな友人たちと遊んでいたものです。

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