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【ガブー鬼翔ける夜―」田中文雄 読書記録

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今回はかなり古い小説ですが、【ガブー鬼翔ける夜ー】を読んだので感想を書こうと思う。まずは、概要から

幼い少女が大切にしていたフランス人形をズタズタに切り裂き、家族が愛したペットの仔犬を惨殺したものーそれは欲望うずまく大都会の夜を翔け、瀟洒な住宅街で幸せそうに暮らす家庭に入り込んでゆく‥。
平穏な日常を襲う狂気と怨念。猜疑心が生む恐怖をサスペンスあふれるタッチで描く。<書下ろし>

文庫あらすじから

まあ、面白いとは言い難いかな。最後の数ページまでミステリ作品。
最後の数ページだけ、いきなりホラー要素が組み込まれている。勘のいいい方なら真犯人が誰なのかすぐに分かるだろう。   

夫(へっぽこ社長)は一体何をやっているのやら。愛人は奥さんを疑い、奥さんは愛人を疑い‥そんな光景を長々と見せられるので、辟易する。

何もかも求めると碌なことがないと言いたいが、ぺっぽこ社長はねえ‥
最後までいけ好かない野郎だった。

あとがきに、「死ぬ間際でもホラー作品を書く」と明言しているので、それは楽しみにしている。

読了日2023/5/25


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