「種」選びが悩みの種に…

おはよごす!おばんです!
都会育ちのペーペーが、農作業を始めました。

色々と調べながら、教えてもらいながら
「ああでもない、こうでもない」と日々奮闘しています。

最近の事件は、なぜか茎ブロッコリーが行方不明に…
ネキリムシに地面近くの茎を食べられて折れ、風で飛ばされたと推定しています。
恨めしい!ネキリムシ!

気を取り直して、もう一回植えようと種の袋を見たら
「一代交配」の文字が!

ひっそりと「一代交配」の文字が…なんぞや?

少し気になったので、調べてみることにしました。


一代交配=F1品種

種の袋の表示にあった「一代交配」というのは
2つ以上の親を掛け合わせて交配し、目的とするそのすがた、形が一代限りで、もし種を採って播いても、次の世代はさまざまなすがた、形のものとなって種どりできない野菜のことを指すようです。
別名、「F1品種」といい、F1品種と呼ぶ方が一般的なようです。

高校の生物で学んだように、雑種強勢という効果で、生育や揃いがグンと良くなります。

https://syouei-farm.net/anzen/190809/ 翔栄ファームHPより

よーく見ると、他に買ったモロヘイヤやニンジンなどの種もF1品種でした。
スーパーに売られている野菜もほとんどがF1品種みたいです。

親のいいとこ取りをした「いい種」で、お陰で栽培が楽(病気に強いなど)になるし、収量も見込めます。

一方、F1品種はその掛け合わせによって味よりも病気の抵抗性や輸送、流通に耐えられるように堅めにとか、収量がたくさん採れるようにといった生産者や流通・販売の都合に合わせた目的で品種改良されるので味は重要視させていないことが多いようです。
つまり、味を重視する消費者のためではなく、生産、販売する側のためだとも言えるかもしれません。

昔ながらの種

もう一つ、昔から種どりが続けられてきた野菜である「固定種」があります。
また、ある特定の土地だけで育てられてきた固定種を「在来種」と呼ぶそうです。

青森県の津軽地方では、毛豆が有名ですが
種のパッケージ(表)を見たら「地域限定」の文字
裏面には在来種だという説明が書いてありました。

もうちょっと綺麗に開ければよかった笑

昔ながらの固定種は個性的でしっかりとした味があるんだそう。
毛豆も期待できます。

どっちがいいんだろうか?

味で比較すると
F1品種は基本的に味気なく、味が薄い。
固定種は個性的でしっかりとした味わい。

どう考えても、固定種の方がいいじゃん!と思いますが、

手間や収量などの栽培効率を考えると、F1品種に軍配があがる。
どっちを選べばいいんだー。悩みます。うーん。

結論、栽培品目に応じてどっちにすればいいか選べばいい。
当たり障りのない平凡な回答になってしましたが、今はそれしか言えません。

愛着を持って育て、美味しくいただければどちらでもいいかなーというのが本音です。

ただ、将来的、理想的には固定種の野菜をたくさん育てたい。
なんとなくかっこいいし、自家採種できるから。
自家採種を繰り返していくと、段々と自分の土地に野菜が馴染んでいくそうです。
そんなことができたら、さらに愛着が湧くんだろうなーと思います。

色々と頭では理解したつもりですが、所詮趣味。家庭菜園。
深く考えすぎるのはやめようと思います。まずは楽しめればいいかな。

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