マガジンのカバー画像

短編小説「夢の中」

40
運営しているクリエイター

記事一覧

変な夢シリーズ〜シャチのふりをした男〜

こんな夢をみた。

なぜか、自分はある男の動向をただ見ていた。
その男は、どうやらあと少しの命のようだった。

人が程々に集まる部屋に、薄い水色の固くて大きめの分厚いバスタオルのようなものが敷いてある。
すると、男はほとんど裸であったが、そのバスタオルに飛び込んだ。
そうかと思うと、次の瞬間、
男はバスタオルを着ぐるみのように着ており、うつ伏せの状態で手足をばたつかせた。

「シャチだ!」とっさに

もっとみる

変な夢シリーズ〜出産1週間前の入院生活のゆめ〜

昨年、出産をする数ヶ月くらい前に、こんな夢をみた。

夢の中では、出産予定日の1週間前に、どんな人も必ず入院しなければいけないらしい。

予定日1週間前。
私の入院生活がはじまった。
私は病院のベッドにいた。
いつどんな風に陣痛がくるのか。
なぜ入院する必要があるのかわからなかったが、
予定日前に入院できるという安心感があった。

病室は相部屋で、何名か予定日が同じ人たちがいた。
隣のベッドに、な

もっとみる

変な夢シリーズ〜オーディションのゆめ〜

自分はなぜか、啓発ポスターのモデルのオーディションに参加している夢をみた。
例えば、ダメ。ゼッタイのようなイメージガールのような…

オーディションには沢山の人が来ていた。
男女問わず募集しているようで、色んな年代の人たちが列をなしていた。

私は審査をクリアーしていき、最終的に、10名ほどの中の1人に選ばれた。

私は心の中で喜んだ。
この審査の基準はなんなのだろうか?
顔か?
顔だとすると、自

もっとみる

変な夢シリーズ〜地下道のような場所にて〜

私は夢の中で、母と一緒に地下道のようなところを歩いていた。

しばらく歩いていると、少々若めの男性が2人現れた。
男性は私たちに声をかけてきた。
どうやら、焼きそばを作って売っているらしく、
すすめてきたのだ。
地下道を歩いていて、急に焼きそばをすすめられるなんて。
そう思って横をみると、焼きそばのお店のようなものがあるではないか。
私はあまり気が進まなかった。
でもちょっとだけならお店を覗いてみ

もっとみる

変な夢シリーズ〜志村けんに謝罪をするゆめ〜

私は家族5人と共に駅のホームにいた。
父、母、姉、兄、私の5人はどこかへ向かっている途中だった。
電車を待っている間は、特に何も起こらない。
ただそこにいるだけだ。

突然、場面が切り替わり、私は家の玄関にいた。
すると、志村けんが訪ねてきた。

どうやら、志村けんが持っているサルのネタがあるらしく、そのサルを私たち家族が馬鹿にしたようで、
そのことへの謝罪をしてもらおうと家に訪ねに来たようだった

もっとみる

変な夢シリーズ〜いちご2粒のゆめ〜

ぼんやりと、私の目の前にはいちご2粒が宙に浮いて横に並んでいる。
それが私とともに動いているではないか。

夢の中で私はどこかへ向かっているようだった。
どうやら、学校の授業のようなものに出席しようと
しているみたいだ。
いちご2粒を大事に持って。(といっても、何度も言うが手に持っているのではなく目の前にいちご2粒が浮いていて、私が動くとともにそれらが動いている。)
授業かどこかでいちご2粒が必要

もっとみる

変な夢シリーズ〜黒ゴマジュースのゆめ〜

私は夢の中で、なぜか黒ゴマジュースのようなものを飲んでいるではないか。

と、いうのも、どうやら私は飲み物の商品開発か何かの社員らしく、制服のようなものまで着ている。
周りには女性社員が数人おり、どうやら女性しかいない職場みたいだ。
女性社員の中で1番初めに私がその商品の試作品を、試飲しているようだった。

黒ゴマジュースを試飲した私は、
「のどごしが爽やかで美味しいかと思ったが、
後から黒胡麻の

もっとみる

変な夢シリーズ〜勝手にシェアハウスの夢〜

今のアパートに引っ越してきたばかりの頃、
こんなゆめをみた。

私と夫は夢の中で、綺麗な家に引っ越したばかりだった。
アパートなのだが、奥行きがあり、広い。
玄関を開けてしばらくすると、ホテルのロビーのようなイスやテーブルが並んでいる場所がある。
2段ほどの段差があり、そこを上がるとその場所があって、なんとも言えない空間だった。
私は夢の中で、このアパートが現実のものだとすっかり勘違いしていて、こ

もっとみる

変な夢シリーズ〜マスクを忘れた夢〜

私は夢の中でどこかへ急いでいた。
ちょうど電車に乗った瞬間、私はマスクをし忘れていることに気づいた。
悲しいかな、夢の中でもマスクをするのが当たり前の世の中だ。

私は、マスクをしていない自分の口元を、人々に見られることを恐れた。
だが、周りを見ると、なんとまあ、みなマスクなどしていないではないか。
と思ったのも束の間、よく見るとおかしな光景が広がっていた。
なんと人々の口元に、にこっと口角の上が

もっとみる

変な夢シリーズ〜知らない土地の同窓会にて〜

少し楽しくて、あっけなく終わる夢だった。

私は知らない地域に来ていたようだ。
それも、なぜかバス停の横あたりで、まるで遠足の帰りの会のような雰囲気で、何列もの人々が、
がやがやと立っていた。
そこになぜか、自分もいる。
どうやら、同窓会をしているような若者の集団の中に、全く知らない部外者の自分がいるようだった。
自然体で、とても仲の良さそうな集団だった。

その人たちも、あたかも自分のことを知っ

もっとみる

変な夢シリーズ〜冷蔵庫の夢〜

私は夢の中で、5年ほどアパートの家を空けていたようだった。

久々に家に入ると、5年前家を出たままの状態であった。
蛍光灯の電気もついている。
何もかも、5年前のままのようだった。
誰も住んでいなかったのに、住んでいたかのように
明るい生活感のある部屋。
どのように、この部屋の物たちは何年もの月日を過ごしたのだろうか。

冷蔵庫を開けると、中に入っている食べ物は、ほとんど傷んでいないように見受けら

もっとみる

変な夢シリーズ〜バカ殿様のようなメイク〜

志村けんのバカ殿様のようなメイクをしている夢を見た。

気づくとワゴン車のような車の中にいて、白い不気味な肌をしている自分に気づいた。
私ははっきりと鏡を見ていないからわからないけど、確かに恥ずかしいメイクをしていると分かっていた。
車に乗ってどこかに向かっていた。
私は焦っていた。
目的地に向かっているのだけど、どこに向かっているのか、何をしようとしているのか分からない。
夢の中ではいつもそうだ

もっとみる

変な夢シリーズ〜祖母の夢〜

私の祖母(母方の)は、孫たちから「おーママ」と呼ばれていた。母親の母親だから、大きいママみたいな意味で、そう呼ばれていたような気がする。

おーままは、亡くなった後もよく夢に出てきた。
1番最近でいうと、昨年、妊娠中にこんな夢を見た。

私は母と一緒にいた。
私たちは、どこか知らないアパートのような建物のドアを開けて、入っていった。
薄暗い部屋で、家具なども見当たらないし、そこに住んでいる人などい

もっとみる

変な夢シリーズ〜陣痛待ちのデパート〜

昨年、出産して間もない頃、こんな夢を見た。

私は営業しているのだか、してないのだかよく
わからないデパートの中にいた。
そこは少し薄暗く、そして静かだった。
夫の両親とともに、どこかの待合所のようなところに座っていた。
なぜか、これから自分は子どもを産むことになっており、待合所で呼ばれると、陣痛が来ることになっている。おかしな話だ。
まだ、出産して間もないのに。

他にも待っている女の人が何人か

もっとみる