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IT経営共通領域-モニタリング&コントロール

IT経営共通領域のモニタリング&コントロールをご紹介します。

モニタリング&コントロールは、IT経営認識領域では「環境の変化」、IT経営実現領域では「各プロセスの状況」をモニタリングし、目的達成に向けてコントロールする取り組みです。

具体的には、
経営戦略目標(KGI/KPI)と実績の差異をモニタリングし、差異に対する是正処置(コントロール)をします

また、手順としては以下のようになります。

モニタリング&コントロール対象の設定
-IT経営認識領域、IT経営実現領域の各プロセスのモニタリング&コントロール対象を設定します。

目標の明確化と周知
-定めたモニタリング&コントロール対象に対して各戦略目標に基づき財務顧客プロセス学習•成長の視点からKGIを明確化します。

状況把握
-モニタリング&コントロールの仕組みを確立します。状況の把握は、実績データの収集と蓄積を「継続的モニタリング」と「定期的モニタリング」で実施し、コントロールします。
継続的モニタリング&コントロールとは、職制により日常的に実施する監査であり、定期的モニタリング&コントロールとは、独立組織による第三者による客観的監査をいいます。

差異分析
-事象の分析をします。影響度、発生可能性、時期、タイミングを分析します。
-評価対象リスクがもつリスク度合いに応じたリスク優先度付けをおこなう。

リスクに対する対応策•防止策の実施
-影響度合いと費用対効果を勘案の上、対応策•防止策を策定して実施

以上となります。

次回は、IT経営共通領域のコミュニケーションをご紹介します。

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