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鉄道の謎① JR東日本車両の製造会社が東急?

JR東日本の京浜東北線のE233系に乗っていた時に感じた疑問があります。
先頭車両に乗っていていつものように前面展望を楽しんでいた鉄道マニアの私ですが、ふと上を見たときに車両番号や製造会社が記載されているのを見つけました。
そして製造会社に衝撃的な文字が書かれていたのです。

JR東日本と東急電鉄は同じ関東に拠点を置く鉄道会社で、沿線が被っているところもありお客様を取り合うライバル関係のはずです。
普通ならJR東日本はJR東日本で車両を作り、東急は東急で車両の製造を行っているはずです。
ましてやライバル会社の車両の製造なんて絶対にありえないと思いました。

ライバルの他の鉄道会社の車両を製造することがいかにすごいかイメージが出来ない方に例え話をすると、
自動車メーカーのトヨタがライバル会社の日産の製造をするような感じですかね。
実際にある話かどうかは分かりません。

ではなぜJR東日本の車両を東急が製造したのか気になった私は調べてみることにしました。

JR東日本が東急の製造会社の経営権を取得

調べた結果わかったことが、JR東日本が東急の車両を製造する会社「東急車輛製造株式会社」の鉄道車両製造事業の経営権を取得したのです。

https://www.jreast.co.jp/press/2011/20111014.pdf

実際にJR東日本が公表している資料が上記のPDFです。

東急電鉄の完全子会社である東急車輛製造株式会社の経営権をJR東日本が取得したことにより、JRに東急の技術が導入されることになったのです。
JR東日本は元々新津車両製造所を拠点に大量の通勤電車を中心に製造を行っていました。
これに加えて東急車輛の技術を取り入れて相乗効果を図るのが狙いです。

私が思っていた疑問はこれで解決しました。
どうやらJRが東急の経営権を取得したのが原因だったのですね。

こんな感じで私もまだまだ勉強が足りませんので、得た知識はみなさんにも共有して楽しんでいただければと思います。

他にも鉄道に関する記事を多数投稿しておりますので、下記のマガジンからご覧ください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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