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ネガティブは悪いやつなんかじゃない


こんにちは。あなたの心のマネージャー、しずくです。

自分なんて、で生きてきた私はですね、ずっと「ポジティブ=正義で、ネガティブ=悪者」と思いこんでたわけですけども。みなさんはどうですか。やっぱりネガティブな感情がわっと湧いてきたら、ああ、こんな自分はダメだ~ってなっちゃいませんか?

ダメな自分を変えるためには、まずこのネガティブ思考を何とかしなくては!と考える。そして考えれば考えるほどに、ネガティブが悪者になる。ネガティブは悪いやつだ!体から出ていけ~!追放~!!まるで鬼退治、みたいな。

わたしは長いこと、「自分の中からネガティブを追い出すこと」を目指して、ずっともがいていました。


でも、実際に想像したらわかるんですが、「ネガティブ感情」がもしこの世からなくなってしまったら?大変なことになります。

原始人時代、外敵から身を守る行為や飢えをしのぐ知恵は、すべてこのネガティブ感情からくるもの。今の時代24時間命の危機にさらされることはなくなりましたが、いつ災害が起きてもいいように防災グッズを揃えるのもそうだし、子供がいつ飛び出てきてもいいように徐行運転するのも、このネガティブ感情が生み出す危機管理能力というやつです。

体を守ろうとしてくれてるのが、ネガティブ。ネガティブ感情がなかったら、とっくにお前はもう、死んでいるのだ。この防衛反応があるおかげで、今日も無事に生き延びているということに気づいてから、わたしはネガティブ感情を決して悪者にはできなくなりました。

時々「わたしってポジティブなんですよね!!」ってアピールしている人を見かけますが、100%ポジティブな人、100%ネガティブな人、なんているわけなくて。どちらもちゃんと共存しているから人間。コインに裏表があるように、どちらもセットで存在している。そうじゃなかったら人間やれてない。

だから、どちらが良い悪いという話ではないのです。重要なのは、ポジティブとネガティブを「場面によりうまく使い分けること」。バランス能力。いいとこどりが最高よね、という感じです。


で、ネガティブ感情=悪者として、感情自体を否定していると、物事はどんどん悪循環スパイラルに入ります。

例えば、お化け屋敷とかで、子供が怖いものを見て泣き叫び、親が「怖くないでしょ!!」とか「泣くんじゃないの!!」って言っている場面に、遭遇したことはありますか?

子供は「感情を否定された=人格を否定された」と感じ兼ねないため、否定された自分を労ってほしくて、さらに悲観視したり暴れたりするかもしれません。

そういう時は「怖かったね」「びっくりしたよね」と、感情をまるごと肯定してあげる方が、その子の自己肯定に繋がり、より早く安心感へ導いてあげることができる。実はこれは、自分に対しても全く同じ。

自分の中に小さな子供がいると思って。ネガティブな感情が湧いてきたら「あ、体を守ってくれようとしているんだ」とまずは感謝してもいいくらい。

で、その気持ちが落ち着くまで一緒に寄り添ってあげること。感情をまるごと感じきってあげることこそが、安心感のゴールに導くことになるため、否定、我慢、無視は要注意です。

ネガティブな感情が悪いわけではない、否定することが悪いのだ。でわたしはだいぶ楽になりましたよ。


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