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気になるヒュッゲ、私のヒュッゲ

デンマークの「ヒュッゲ」が最近、気になっています。
つかみどころがないけれど温かいイメージ。

きっかけは、近所の古本屋さんで表紙買いをしたこの本。

『HYGGE 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』(三笠書房)
マイク・ヴァイキング著

かわいいランチョンマットの上とかで撮りたかった…

表紙の写真をよくご覧ください。
この装丁、本当に素敵すぎやしませんか。
白と青のベースに金の箔押しとオレンジ色のアクセント。
パキッとしたハードカバーは表面がペーパーのサラサラした触感。
私の中で、ベストカバー・オブ・ザ・イヤー2022です。

装丁の素晴らしさから手に取ったこの本をきっかけに、初めて「ヒュッゲ」という言葉を知りました。

「ヒュッゲ」とは、なんぞや??といいますと…

「ヒュッゲ」とは、心がふんわり温かくなる方法

「ヒュッゲ」の例をこの本から引用すると、

  • 人との温かいつながりをつくる方法

  • 心の安らぎ

  • 不安がないこと

  • お気に入りのものに囲まれて過ごす幸せ

  • 心地よい一体感

物質的な豊かさではなく、心がじんわりと満たされるような感覚。
それを「ヒュッゲ」と呼ぶようです。

幸福は、日常生活で簡単につくれる

「ヒュッゲ」=心を温かくする方法。
この本には、すぐにでも実践できるような具体例が散りばめられています。

いいな!私もやりたい!
ということで、明日からすぐにでもできる「ヒュッゲ」をメモしておきたいと思います。

キャンドルを灯す

高級でなくても、アロマなんか香らなくても。
オレンジ色に揺らめく炎がやさしく灯れば、どんなキャンドルでも良い。
部屋の蛍光灯をすべて消して、炎がぼんやりと揺れる様子を眺めるのです。

100均で買える9個入りくらいの小さいキャンドルと、いただきもののキャンドルホルダーがあれば、今晩にでもすぐヒュッゲな時間を過ごすことができそうです。

からだを温める

身体が冷えているのは心地よくないので、全然ヒュッゲじゃありません。
一刻も早く温めましょう。

紅茶、ハーブティー、煎茶、コーヒー、ホットミルク、ホットココア。
コーンスープ、お味噌汁、クリームシチュー。
羽毛布団、ブランケット、もこもこ靴下、湯たんぽ。

お風呂にゆっくり浸かるのも良いですね。
からだの芯からホッカホカに温まって、ゆったりした時間を過ごしたいです。

好きなことに没頭する

夢中になれる何かをする、その時間もヒュッゲ。
私だったら、読書です。
ビジネス書や実用書ではなくて、小説や絵本が良い。
登場人物に心を添わせて、ゆっくりと読み進めたいですね。

あとは、お菓子作りも良いかも。
クッキーを型抜いて天板に並べるあの時間が好き。
焼きあがる直前、ふんわりと立ち込める甘い匂いが好き。
出来上がったクッキーを食べる瞬間も、もちろん大好き!

互いの「ヒュッゲ」を称えあう文化

2022年、デンマークは世界幸福度ランキング第2位。
日本は54位…。
デンマークは、どれほどの幸福感に満たされているのだろう。

そのデンマークでは、日常会話で何かにつけて「ヒュッゲ、ヒュッゲ」と口にするそうです。

「今日の散歩はとてもヒュッゲだったね」
「そのソファ、すごくヒュッゲ」
「こんなにヒュッゲな休日、久しぶり」

この文化がすごく良いなぁ、と思って。
おそらくそれぞれ趣味や好きなものの内容はバラバラなんだけど、それを尊重して互いに「めっちゃヒュッゲじゃん!」と称えあう。
なんて優しく平和な世界なのーーって。

あと、同じ言葉を何回もしつこく使うところが、無邪気な子どもみたいでかわいい。

「一人ヒュッゲ」、はじめました

こんなふうに、近頃「ヒュッゲ」に惹かれてやまない私です。
図書館で新しく『日本で、ヒュッゲに暮らす』という本を借りたので、こちらも参考に、引き続きマイ・ヒュッゲを模索したいと思います。

「慣れ親しんだ友人と集まること」など、人とのつながりを喜ぶこともヒュッゲなのですが…なんせ私は緊張しい。
まずは一人で楽しめるヒュッゲを実践していきたいです。
一人ヒュッゲ、どんどん楽しむぞー!

ヒュッゲ。ヒュッゲ、ヒュッゲ。
ほんと、声に出して言いたくなっちゃいますね。
子どもみたいに!

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