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【まもなく2周年】HOTEL CAFUNE創業時の想い

 ”CAFUNE”とはポルトガル語で、「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」のことを意味します。
 HOTEL CAFUNEでは、新しい家族のはじまりの瞬間を、そして未来の生活を専門家とともに素晴らしいものにしていく『ファミリーハネムーン』をお届けしております。​
 これまでたくさんのゲストに支えて頂き、まもなく創業から2年が経とうとしております。今回は、創業時に立ち返りHOTEL CAFUNEに対する私たちの想いをお伝えさせていただきます。


産後ケアとは

 現代の日本社会において、産後は「実家に頼るか、自力で頑張るか」という、大きく2つの選択肢がとられているように思います。
 私たちは、そこに第3の選択肢として、『産後ケアホテルで過ごす』という手段をもたらし、そして誰もが選びやすい社会にしたいと考えています。

 出産が幸せな家族の第一歩となるためには、産後の身体的・精神的サポートが不可欠です。
 しかし、里帰り出産をしたり、親を呼び寄せるなどして家族に手伝ってもらう選択肢は、すべての方が選べるわけではありません。実家との関係性にもよりますし、仮に良好であったとしても体調や職業の関係で親に負担をかけられなかったり、住んでる場所が離れているなどして、親には頼れない方も数多くいます。

 また、仮に親に頼れたとしても、高齢の両親には子育ての身体的負担も大きいですし、どんなに仲が良くてもずっと一緒にいることでお互いストレスがたまり喧嘩してしまうこともあれば、親の住居や生活の手配をしたり、パートナーと親の関係を取り持ったりと別の気を遣ったりもする。里帰り出産の場合は特に、1番大事な、そして大変な時に夫婦が離れてしまうことによって孤独感を感じてしまったり、育児の解像度に差が出てしまったり、家族・夫婦のパートナーシップにダメージが生じやすい状況になってしまう可能性があります。

 一方で、自力で頑張ることを選ぶ場合には、育児に関する十分が情報を得られないまま退院し、Youtubeやネットの情報を検索しながら、何が正解か自信がないままパートナーと試行錯誤して育児を行うことになります。満身創痍の中で1日24時間赤ちゃんのケアをし、それらに加えて自分達の炊事洗濯などの家事を行い、その合間に産後や育児に関わる手続きや手配を行う。もちろん、赤ちゃんにも個人差があるため、教科書通りにことが運ばないことも多く、「これであっているのだろうか?」という不安を常に抱えながら。
 さらに、もしもパートナーが十分な産休・育休を取れないような仕事の場合は、これらを全てひとりきりで行わないといけなくなります。

 子供が生まれるということは(特に一人目の子供が生まれる場合は)、それまでパートナー間のふたりの間で成り立っていた関係性から、家族という共同体に変わるということです。この不可逆なライフステージの変化に、今までは無知な状態のまま自分たちで対処しなくてはならないことが本当に多かったと思います。もちろん、最終的にはそこに向き合うのは自分たち自身であるべきだとは思うのですが、この未知の変化に対してより上手に誘導できる存在が社会に必要で、それを実現できるのが産後ケアホテルなのではないかと考えています。

 産後の女性の身体をしっかり休め、ケアをし、栄養バランスの取れた食事を摂れる環境を、というのは大前提に、母親、父親の双方が子育てにちょっと自信を持ち、パートナーへの信頼と愛を深め、何かあった時に頼れる人が身の回りにいる、という安心感を持って、家族としての生活を送るべく自宅に帰れる状況を作るのが私たち『HOTEL CAFUNE』の仕事であり、果たすべき役割だと考えています。

 「今日からあなたは母親だから/父親だから」というレッテルの中で自身のアイデンティティを失う代償として親になるのではなく、親となった人が、自分のスタイルを大切にしながら親になれる、そんな社会をHOTEL CAFUNEを通して作りたいと思っています。

HOTEL CAFUNEとは

 私たちは、産後ケアを『子どもを産んだ女性と赤ちゃんのためのサービス』に閉じるのではなく、『新しい家族を迎えたすべての方が、家族としてキックオフしていくためのサービス』だと捉えています。そして、このような形態の産後ケアホテルが日本で当たり前の選択肢になるような文化を作っていくのが私たちの役目だと考えています。

 産後は体力回復のため、毎日、朝昼晩と、見た目にも美味しい彩り豊かな食事がお部屋へと届きます。パートナーの方もご一緒にお召し上がりいただけます。産後は授乳などで必要な栄養やカロリーが増えるため、1日3食のお食事以外に、おやつと、お夜食を含めた5食をご提供しております。
 また、館内にはレストラン1軒とカフェ2軒が併設されており、テイクアウトメニューや売店もあるため、小腹がすいた時にオーダーしたり、パートナーとお茶しながらゆっくりしたり、空き時間に読書やリモートワークをしたりといった楽しみ方もしていただけます。

▲朝食の一例。フルーツサラダとクロワッサン、豆のマリネ。

▲夕食の一例。鴨肉と野菜のロースト、ライス、野菜のマリネ、フルーツ盛り合わせ。

 滞在期間中の過ごし方として、私たちが大切にしているのは、①身体をしっかり休めること、②子育ての知識やスキルを身につけ、生活リズムに慣れていくこと、③ソーシャルステータスに関わらず情報共有できる友人との出会いの場となること。

 チェックインの際に助産師がひとりひとりのライフスタイルや体調をヒアリングしながら、滞在のスケジュールを一緒に決めます。ご滞在の前半は、休養の時間に充てられる方が多い印象です。24時間託児が可能ですので、まずはご自身の体調やご予定に合わせて赤ちゃんを預けながら、睡眠を取ったりパートナーと過ごしたり、エステや整体を受けたりしていただけます。

 そして、体調を見ながら少しずつ、家に帰るときのために子育ての練習を始めます。授乳指導や沐浴指導など、パートナーやご家族も参加できる場を設け、一緒に練習して少しずつ自信を持てるようサポートいたします。誰しも初めは慣れずに試行錯誤しながら、ご家族の状況に応じて助産師や保育士のアドバイスをリアルタイムで受けられますので、上達もスムーズです。また、滞在の後半では、夜間に授乳やおむつ替えのために起きるのに身体を慣らしながら、生活のリズムを作っていきます。

 同じタイミングで子育てを始める仲間・友人との出会いの場として、ヨガや石鹸作りのワークショップなども企画しています。手先を動かし、大人との会話を楽しみ、気分転換やリフレッシュにご活用ください。

 滞在プランとして、ベーシックプランは最短4泊から受け付けております。しっかりと休養して身体の疲労をとりながら、帰宅に向けて子育ての練習や生活リズムに慣れていくことを考えると、10泊以上の長期ステイがおすすめです。その他にも短期集中型でリフレッシュしたい方向けのレスパイトプラン、日帰りで最短2時間からご利用いただけるデイユースプラン、夜間お子様のみの預かりプランをご用意しております。ご家族の都合やライフスタイル、スケジュール等を鑑みながらご事情にあった滞在方法をご検討いただけますと幸いでございます。
 また、妊娠中にご利用できる体験宿泊プランもご用意しております。事前にホテルの雰囲気を知りたい、助産師と話をしてみたい、という方は是非ご利用ください。


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🍑ベーシックプラン:4泊〜
🍑レスパイトプラン:2泊〜
🍑デイユースプラン:日帰りのご利用(最短2時間より)
🍑体験宿泊プラン:1〜6泊まで選択可能

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