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【ツール】500冊以上書いたアイザック・アシモフの創作ツール

SF小説界の巨匠として知られるアイザック・アシモフ。

彼は生涯で、500冊以上の作品をのこした驚異的な作家です。

昨日は、そんな彼がどんな「創作の心構え」をもっていたのかを紹介しました。

ぼくたちは、創作活動をするときにさまざまな悩みにぶつかります。

しかし、アシモフのように、長年にわたって数多くの傑作を生みだしてきた作家から学べば、そういった悩みを乗りこえる助けになるはず!

ということで今日は、彼の創作を支えた「ツール」に注目したいと思います。


タイプライター:執筆環境と儀式

アシモフは執筆を始める際のコツを教えてくれています。

彼は多くの作品をタイプライターで書いていました。

まず電動タイプライターのスイッチを入れ、キーに指が届く位置に座るだけで、すぐに執筆モードに入れていたそうです。

このことから学べることは2つ。

まずは、そもそもタイプライターですぐに執筆が始めれる準備をしっかりとしておくこと。

そして、この「スイッチを入れる」と「キーが指に届く位置に座る」という一連の儀式(儀式というと大仰ですが、一種の前準備の習慣のようなもの)が、執筆モードに入るのを助けているということ。

そうすると、あとは自然と創作がはじまるということです。

インデックスカード:アイデアを整理し、作品を構築する

アシモフが創作に活用していたのが、インデックスカード。

3×5インチ(約7.6×12.7cm) の小さなカードを使用していました。

一つのカードに一つのアイデアや引用、学び、観察結果を書き込み、分類して箱に保管します。

そして小説を書く際は、関連するカードを取り出して参考にします。

このように、アイデアを言葉にして記録することで、創作の素材を蓄積していったのです。

と、方法に関してわかっているのはここまでで、じつは具体的な整理方法や、関連するカードをどうやって見つけるのかといった方法は、まだ詳しく分かっていません。

でも、おそらくはドイツ生まれのメモ術「ツェッテルカステン」のような使い方をしていたのではないかと考えています。

ツェッテルカステンにかんして、ここでは詳しく説明しませんが、『TAKE NOTES!』という本が詳しく、以下の記事にもとりあげました。

アシモフは、日頃からの学習・観察・思索の成果を、手際よくカードにまとめあげ、それを再活用できるシステムをもっていました。

まとめ:シンプルなツールで、創作を習慣化する

アシモフが使用していたのは、タイプライターとインデックスカードという、非常にシンプルなツール。

しかし、これらのツールを効果的に活用することで、彼は膨大な作品を生み出すことができました。

重要なのは、高価なツールや特別な環境ではなく、自分に合ったツールを使い、とにかく書き続ける習慣を作ること。

自分なりの創作術を体得する大切さをおしえてくれます。

500冊以上の作品を残したアシモフの方法に学び、ぼくたちも傑作を生み出す第一歩を踏み出しましょう。


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