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ブルーオーシャンを見つけた時に問うべき3つの質問

 「ブルーオーシャン」
競争がまだ激化していない、つまりビジネスチャンスがまだ残っている分野のことを、競争が激化して血で染まったレッドオーシャンと対比して、こう呼びます。

ブルーオーシャン戦略はとても分かりやすい戦略です。成功したビジネスはブルーオーシャンを狙ったものがほとんどです。しかしブルーオーシャン戦略には大きな落とし穴があります。

それは、世の中の未解決な問題は大体ブルーオーシャンに当てはまってしまうということです。つまり達成困難で誰も手を付けてないのか、それとも誰にも気づかれていないのかわからないということです。

今回はさらにもう一歩先を行って、ブルーオーシャンを見つけた時にそれが本当に取り組む価値のある問題なのかを評価する術をお話ししましょう。

ブルーオーシャンを見つけた時に考えるべき3つのこと

1.なぜこの問題は市場によって解決されていないのか?
2.なぜこの問題は国によって解決されていないのか?
3.なぜこの問題は慈善活動によって解決されていないのか?

これらの質問に答えることで、取り組もうとしている問題の難しさがわかるようになります。それぞれについて解説していきましょう。

1.なぜこの問題は市場によって解決されていないのか?

市場によって解決されていないのであれば、その取り組みでお金を回収することが難しいのかもしれません。お金を出すほどの価値がないのか、もしくは代替されるものがすでにあるのかもしれません。

2.なぜこの問題は国によって解決されていないのか?

国によって解決されていないのであれば、その問題に取り組んでもあまり効果がないのかもしれません。その行動で影響を与える人が少ない、もしくは影響の大きさが目に見えないほどまでに小さい可能性があります。

逆に国をまたぐ等の政治的な問題で手が付けられていないのであれば、チャンスともいえるでしょう。

3.なぜこの問題は慈善活動によって解決されていないのか?

慈善団体によって解決されていないのであれば、わかりやすい被害者はいない、もしくは本当に困っている人は別のところにいるのかもしれません。生きるために必要でないのであれば、慈善活動では対処されにくいです。

ファッションや娯楽品は、慈善団体では取り扱わないですが、人を幸せにする効果はあるでしょう。こういった部分は、ブルーオーシャンであり、価値のある行為だと言えるでしょう。

今回はブルーオーシャンを見つけた時の質問を3つ紹介しました。アイデアを精査する方法を知っておけば、失敗する前に行動の正しさを知ることができます。事前に結果を予測して、より良い方法を選んで取り組むようにしましょう。

今回紹介した内容は、ビジネスだけに限りません。世の中に何か貢献したいという気持ちがわいた時に、本当に効果のある行動ができるように今回紹介した方法を使ってみてください。

参考 <効果的な利他主義>宣言! ウィリアム・マッカスキル

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