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夏に知っておきたい、虫の殺しかた【殺虫剤と防虫剤と農薬の違い】



夏場になると、虫が気になります。

そういう時に殺虫剤や防虫剤というものを使うと思いますが、実際に違いは理解しているでしょうか?

今回は、このような虫対策のアイテムの違いについてお話しします。

農薬は危険?

農薬を過剰に恐れる人は多いですが、実際に1970年代まではかなり毒性の強いものを使っていました。有機塩素剤といわれるもので、体内に特性もあります。

そこで現代広く使われているのが、有機リン剤です。こちらも、大量に摂取すると、体の伝達を妨げる作用があります。

よって、農薬散布の際には、マスクと手袋をする必要があります。

ではそんな危険なものが入ったものを食べても、なぜ大丈夫なのでしょうか?

それは、有機リン剤の分解の速さに秘密があります。有機リン剤は分解が早いため、出荷時には濃度が十分に下がるようになっています。これにより、口にしても安全な野菜ができるのです。

殺虫剤と防虫剤

殺虫剤は名前からして人体にも影響がありそうな気がします。

しかし印象とは裏腹に、殺虫剤の成分は人間の体で分解することができます。他にも、哺乳類であれば全て殺虫剤の成分を分解できるので、ペットをお持ちの方も気にせず殺虫剤は使って問題ありません。

ちなみに、殺虫剤と蚊取り線香や殺虫スプレーは、基本的な成分は同じです。

一方防虫剤は、口から摂取すると危険です。虫が嫌いな匂いを発するような成分が入っています。実際に臭いもきついので、間違えて誤飲することはおそらくないと思います。

虫除けスプレーは何をしているのか?

虫除けスプレーは、特殊な成分が追加されていて、これは蚊の触覚を麻痺させます。これにより、人間を吸血対象として感知できなくなるようにするのです。


他にも、アロマオイルなどの虫の嫌がる匂いをつけることで、虫除けスプレーの効果を出しているものもあります。

普通の虫除けスプレーは、少し刺激性があります。そこで肌の弱い人は、こういったアロマや濃度の薄いものを使うのが良いでしょう。


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