ある日の夕食終わり。

妻「愚痴一つ言っていい？」

と発したかと思うと、すぐ愚痴がスタート。

「今日職場で利用者が転倒したんだけど。何人か職員が主任が今年厄年だからじゃない？とか言ってんの。そんで主任もそれに乗っかっちゃってんのよ。転倒自体は絶対に防げるものじゃないから起こったことは仕方ないんだけどさぁ。繰り返さないためにきちんと原因とか分析していかないといけないじゃない。それなのに厄年って。転倒して痛い思いした利用者が報われないよね。嫌になっちゃった」

（以下、私の心の中）
厄年の力恐るべしだな。事故報告書に「私が厄年のため」って書けるなら尊敬してやるわ。いや、尊敬はしないな。畏怖だな畏怖。厄を払えるように水でも買ってきて高値で売ってやろうかなぁ。10万円ぐらいで。「このままだと本当に良くないことが続くよ。厄払いの水が自販機で売ってたから今日だけ特別に10万円で売ってあげるよ。え、迷ってるの？そんなに判断が遅いとこれからの人生一生チャンス掴めないままだよ。１ヶ月はお金厳しいかもしれないけど、その後の人生を終えるまでの数十年は苦労することなんてないよ。あ、買う？めっちゃいい判断をしたよ。君は今日で人生が変わった。生まれ変わったよ。そしたらこの厄払いの水を部屋の真ん中において毎日その周りを３周すれば大丈夫。またねー」って言ったら買わないかなぁ？10万円で何買おうかな？Apple Watchでも買ってみるか！残りは美味い寿司でも食べに行こう。あ、でも今ダイエット中だ・・・。まぁ貯金するか。あーでもやっぱ寿司食べたいなぁ。さっさと痩せないとなぁ。せっかく10万円が手に入るのに・・・
（私の心の中終わり）

私「あー、それは大変だったねぇ」