見出し画像

繊細さんは他者の「感情」は感じ取れても「理由」までは分からない。だから…


「自分の予想は外れることもある」

そう思うことが大切です。

唐突な入りで混乱した方もいるかもしれませんが、繊細さんなら少し心当たりがあるのではないでしょうか。

「あれ、いつもと様子がちがうぞ」
「今日、調子悪そうだな」
「お、いい事あったでしょ!」

ちょっとした変化にも繊細さんは気づけます。しかもその予想に割と自信がある人が多いと思います。

ぼくも例に漏れず、他者に対して直感がはたらいた時は95%くらい当たってる自信があります。

でもね、そんな繊細さんの直感も大きくにハズれるものがあります。それは「理由」です。

繊細さんはその人の「感情」は上手く察することはできますが、神様じゃないのでその「理由」までは分かりません。

「そんなの当たり前じゃん」

という声が聞こえますが、繊細さんの中にはこの「理由」にまで自信のある人が多いのがぼくの肌感です。そしてぼくも、つい最近までそのうちの一人でした。

しかしこの本を読んでから、大いにそれが誤りであったこと、そしてそれが自分を苦しめていた「鎖」になっていたことに気がつきました。

著:かほり  「HSP」で「ひきこもり」だけど私は元気です

この本の著書である かほりさんも、身近な人のため息などに敏感に反応し「あれ、なんか怒ってる?私なんかしたかな…」とソワソワしていたそう。

一言いいですか……

「めちゃわかる。」

めちゃわかるんですけど、今のぼくならそれが「先読みのし過ぎ」であることも、理解できます。

繊細さんは確かに「感情」を読みとることには長けていると思います。自信もあるでしょう。

でもその理由までもは「分からない」ということを抑えておく必要があります。

そして同時に理由が気になって「自分が原因かも…」と心配になったらシンプルに「なんかあった?」と聞いてみることをおすすめします。

大丈夫。繊細さんの心配ごとの9割は良い意味でハズレます。

「なんかあった?」と聞いて「あ、それが原因なんだ」という経験を積めばつむほど「自分には関係ない原因かも!」と考えられるようになり心がラクになっていきます。

少し長いスパンでの経験の蓄積が必要ですが、安心してください、人生は長いです。

少しずつ経験していけば確実に、自分を傷つける誤った「自責思考」は薄くなり、適切な塩梅になります。

ぼくが昔そうであったように、他者の感情の先読みをして、その理由まで決めつけてしまい自分を苦しめる人が少なくなるよう、この話題を取り上げてみました。

感情のその先は、聞いてみないとわからない。

バチッと、この言葉を刻まなくても大丈夫です。心の奥底にこの言葉を置いておいておくだけでも効果があります。

この記事を読んで、頭の上に黒い積乱雲が渦まく繊細さんが少しでも少なくなるように祈っています。

なんかあったらいつでも話を聞かせてくださいね😊
繊細さはあなたの武器です、どうか無くさないでね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?