見出し画像

HSPは「自分いじめ」しやすい?あなたを攻撃する、もう一人のあなたの正体とは!?

「ああ~、余計なことを言ってしまった。絶対に嫌われた…」

こんな感じで悶々とした経験がおありのHSPは多いだろう。

もちろん僕もそのひとりだ。

場を盛り上げようと思って口にした一言で、妙な雰囲気になったり、よかれと思ってしたことが良くない結果を招いたりと、もやもやの要因はさまざまだ。

ひとり反省会を開き、自分いじめをしてしまう主な要因は
・罪悪感が強い
・ぐるぐる思考が癖づいている
・内省ではなく反省を選んでいる

などが挙げられる

いずれも自己肯定感が高くないと起こりやすい。

自分をいじめるもうひとりの自分は、罪悪感でできている。

最近、ようやく開き直れてきた僕だが、反省よりも内省を癖づけることで、ひとり思い悩む時間を減らせた。

その昔「反省だけなら猿でもできる」というCMがあった。

猿が本当に反省できるのはさておき、内省は人間にしかできないかもしれない。

反省はどちらかというと自責を含んでおり感情的。

内省は感情ではなく、事実を客観的に振り返り改善点を見出す作業。

僕はよく顔を合わす付き合いの長い人相手でも、その日、別れたあと「ああ~、いらんこと言ってもうた。怒ってるんじゃないか?」「嫌われて、もう縁を切られるんじゃないか?」と、もやもやした経験が多い。

ここへ内省を持ち込むと「5年以上の付き合いがあって、これまで似たようなことがあった。関係が悪化したことはあったか?」と問いが生まれる。

この問いに対して「いや、良好な関係が続いている。あの人は自分のことを理解してくれている。こちらの粗忽なところも含めてわかってくれているので、あんなことでは怒らない」と答えが出る。

この自問自答で楽になるのだ。

逆の立場で考えてみるのも有効だ。

相手が少し、やらかしたとする。そして相手が見るからに、凹んでいる。

しかしそれに対して「この人はもう終わりだ。縁を切ろう」なんて思ったことがない。

むしろ「人間だし失敗はある。これくらいのやらかしは、誰でもする。自分も散々やらかしてきた」くらいに受け止めるだろう。

自分がこれくらいの受け止め方をするのだから、きっと他の人も同じだろうと解釈すれば、心が軽くなる。

自分いじめは癖づきやすいし、その回路が固定化すると自分をいじめてほっとするというのがルーティン化するので危険だ。

まず大前提として、他人はコントロールできない。

もし嫌われたり縁を切られたりしたら、もちろん傷つくだろう。

ただしそれを恐れて、自分らしさを出さずに接する方が当人にとって辛いことかもしれない。

生きることはやらかすことで、やらかしを受容し合うのが人間関係だ。

ほとんどの人があなたを嫌うことはないし、嫌われたとしてもそれはあなたに原因があるとは限らない。

心配したことの9割以上は現実に起きないから、未来を悲観する必要はない。

あなたはもっと自分らしく生きる権利がある。

人生を楽しむ権利がある。

あなたがあなたらしく生きることを喜んでくれる人こそが、あなたの本当の仲間なのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?