お盆の連休の初日、大戸屋さんが混みはじめる前の11:20に入って正解。お一人さま席に案内される。
入席前にディスプレイでメニューを選んでいたから、すぐさま注文をすませる。おかあさん煮も気になったけど夏っぽくないじゃんね。

混み具合の割にはかなり待ってから、お食事の登場です！
「もろみチキンの彩りサラダボウル（五穀ご飯）定食」

まずは見た目がにぎやかで食欲が増すよね。最初、◯◯町の道の駅で、野菜たっぷりカレーを食べようかと浮かんでいたから、このメニューをみつけて大正解！

私は基本的に野菜が好きで、食事のスタートは真っ先にサラダからと決めている。メインのチキンをそっと横にしてから、トッピングのニンジンソースをだくだくと注ぐ。箸をつかってサラダ全体に行きわたるようにわしゃわしゃと混ぜ合わせる。
揚げ物メニューも多いからか下からキャベツの千切りめちゃでてくる。だからなかなか上手に混ぜられないじゃん。ようやく納得がいった所で黄色いパプリカとレタスを摘まんで口に運ぶ。ほのかにニンジンソースが香るのがいいよね。

はじめにお腹がたまるくらいまでサラダを入れないと気がすまない。だからなかなかメインの肉料理にたどり着かないのが毎度のパターン。
ようやくそろそろかなというところでメインのもろみチキンに取りかかる。ふとカウンターを見ると「大戸屋七味」が目に入って、チキンの半分にふりかけてみる。この黒い七味、どうやら大戸屋おなじみの黒酢あんかけにマッチするらしい。
まずは七味なしのもろみチキンをいただく。「おぉ！」という感動を覚える美味しさが鼻と口のなかに広がる。ほんとうに身体にいいものを食べさせてもらってるという感じがすごくする。
料理のことはあまりわからないので最初「もろみ」って何だろって思ってたんだけど、ただの醤油てりやきとは格段に違った香ばしさと豊穣感？があるんだよね。ひと手間入ってるっていうのが満足感が増すよね。
でもって黒い七味ありのチキンはどうでしょう。残念なことに無しと比べて違いがわからない。馬鹿舌でごめんなさいって感じ。

そんなこんなで、つけ合わせのひじきの塩辛さに閉口しながら食をすすめていく。
だが、しかしである。サラダに残ったカボチャを口にしたときである。ふたたびの「おぉ！」がやってきたのです。

それはそれは何でもないカボチャと思って口に入れただけなんだけど・・・（箸で摘まんだときの違和感もあったんだけど）、素揚げしてあることに口に入れてから気づいたんです。
カボチャ特有の柔らかさが、カリッと揚げることで食感の違いが際だち、噛んだ瞬間にあらわれるあの甘さが驚きとともに口に広がっていったのですよ～。わかります、この感じ！

また料理人にやられた～

もちろんメインのチキンも十分おいしかったし、彩りあふれるサラダも食欲増し増しにさせてくれましたよ。でも、こうして文章を書こうと心を揺り動かしたのは、このカボチャだったんですよ！
ほんとうに何でもないひとかけのカボチャの素揚げには、そんなパワーがありました。大戸屋の料理人の方、ほんとうにごちそうさまでした。感動をありがとう！

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