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きっと貧乏腹なのでしょう。

私は食いしんぼうだ。

食べることが大好きだ。

グルメのバラエティ番組、ドラマ、アニメ、小説、漫画。

金銭的、距離的、現実的などの問題で食べられそうにないグルメには妄想で舌鼓を打ち、食べられる金額で無理なく移動できそうな距離で、手に届くグルメの場合、忘れないように鬼のようにメモを取り、いつか訪れるその時を心待ちにし、または作れそうならば自分で作ってみたりもする。


しかし食いしんぼうだからといって、胃や腸が超人的なわけではない。

比べると、むしろ人並みより若干劣るくらいの弱さであると実感している。

普段なかなか食べられないような高級なお肉、背徳感にまみれたラーメンなど、他にも普段口にすることが少ないものを食べたあとは、必ずお腹がお祭り騒ぎになってしまうのだ。

私はこれを、勝手に「貧乏腹」と呼んでいる。


お腹の喜びは、心の喜びと直結している。

がしかし、ごちそうが続いたり、ごちそうといえるほど高級なものでなくとも、精神的にごちそうと感じるものを堪能しすぎると、熱が出てしまうなどの体調不良を引き起こす稀にある。気がする。

実際の原因はどうなのかはわからないので気がするにとどめているけれど、たぶんそうなのだろうと自分では思っている。

きっとお腹には贅沢メーターなるものが備え付けられていて、そのメーターが振り切れると出てくる症状なのではないか、そう推測している。

そしてそのメーターの目盛りはもしかしたら人よりも少なく、少し粗悪なものなのかもしれない。

私が自分のお腹に「貧乏腹」と名付けた理由がこれだ。


さて、そんな私の最近の食生活といえば、少々華やかだったように思う。

とろけるステーキ、みずみずしい旬の梨、満腹中枢が麻痺する魅惑のラーメンなどなどなど。

ありがたいことだ。

案の定というべきか、昨日の夕方から少々微熱が出てしまった。

頭はぼーっとして、体はふわふわとして少しの寒気。

あっついお風呂に浸かり、多少のぼせてフラフラしながらも気合いの筋トレストレッチマッサージ。

微熱であれば、動いてしまって汗をかいた方が良い場合もある。

きっと科学かなんかでもそう証明されているはず。


優しい旦那さんがすかさずおかゆを作ってくれた。

これがまたうまいのなんのって。

自分で作るおかゆよりも何倍もおいしいもんだから、これまたおかわりしてしまうのです。

食休み、腹休めのつもりが本末転倒ですよ、まったく。


貧乏腹の贅沢病。

お、ことわざっぽい。

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