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芸術の書 断片 本多裕樹 記

7、愛を作品に込めることについて


 愛を作品に込めることについてですが、これは何かというと自分の考えていることがそのまま。自分の心がそのまま作品に出てしまう事です。自分の心の問題になってきます。心の状態がそのまま作品に出てしまう。なので、心の修養がやはり大事になってきます。そして、宇宙の法則は愛であり、宇宙の形而上の観念は、愛という真理で成り立っています。愛がこの宇宙の法則であります。愛のエナジーがすべての生命の力であります。その力を作品に入れてきます。愛を込めて作品を書き、音楽を演奏していくのです。自分の考えていることが出てしまうことについて、愛を心に豊かに内包しておく、愛ある自分を作っていく、愛深き自分を作っていく、では、愛とはなんであろうか。愛は生命を生かす力です。愛は生命であり、情熱です。燃える「火」です。生命を育む「水」です。大地に広がる可能性を秘めた「土」です。愛を世界に流している「風」です。愛は神そのものです。神は愛です。愛は宇宙の運営する意識であり法則です。あらゆる生命の力であり起源です。それを作品に込める。それは人間である神の子がそれぞれもっている愛に認識によって変わっていきます。愛は光です。芸術作品に、音楽の演奏に、演劇の演技に神を降ろしていくのです。各人に持っている愛の色によってそれを表現して行くのです。表現は星が光を放つような愛です。あらゆるものを照らさんとする光る表現です。人間が表現するとは、光を放つことです。表現の中にどれだけの愛のエナジーを込められるかは、芸術家の生命に神とつながったとき作品に生命が込められていきます。それは誰でもできるのです。愛の観念を自らの内に深めて、愛深き者となっていく。愛は何だという事ですが、これは、みなさんそれぞれに持っているのです。神の光が天下ってきたとき、あなたが個性でもって自分の色に変えて光を反射していくのです。その時、神の光を、人間神の子が表現していくのです。光を放つのです。その光が芸術に愛が入り込めることになるのです。作品はこうして生命あるものになるのです。




8、まとめ(芸術の新展開)


 芸術の新展開のまとめということで、美学を中心にやっていきました。創作に関することも言いました。新たな芸術の可能性は愛にあるという事を言いました。芸術は人間神の子における光であり、光は表現であること、そして、表現をしていくには自由ということも大事であり自由のために束縛の鎖をはずして行くことで人生はさらに光っていく。かぎりない自由を開放していく。表現とは開放であり、生命の光であること。作品に自分の心が表出すること、それゆえに自らの心の修養において愛を深め、神の光のエナジーに感応して天上の美を表現することで美を表現する。そのようなことでまとめとして書きました。ここまで読んでくださり感謝します。

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