【創作夢日記】朝起きたらアザラシになっていた その44 猫夢【一話完結】
※この話はフィクションです。実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。100%作者の脳内妄想のみで構成されています。
朝起きたらアザラシになっていた俺は猫の手線の電車の中で目を覚ます。
乗り過ごした俺は成田空港へ向かうため逆方向の猫の手線に乗り換えた。
乗ると乗客はママチャリで東海道五十三次を踏破したときに撮影した猫たちだった。
猫なのでみんな猫背で姿勢が悪い。
目つきも悪い。
いっぽうで態度と横っ腹はデカい。
むしろ、それがいいので猫たちと猫の手線をスマホで撮ろうとするのだが、ヒレでうまくタップできない。
人間なら手袋したままタップするのに近い。
仕方ないから隣の猫をなでる
車内アナウンスが流れた
「次はチャオチュール。チャオチュール駅です」
チャオチュール駅に到着すると通勤猫がわらわら乗ってくる。
発車アナウンス音がチャオチュールのCMメロディだ。猫たちが俺をガン見する。
いつも黒いエコバックにチャオチュールを入れているのがバレた。
「しゃ~ねぇ~なぁ~」
そうつぶやいてチャオチュールをあげる。
チャオチュールが空になった。
電車降りた猫がこっち見て「ゴチになりやした」と礼を言う。
途中からむかしネットではやった怪談「猿夢」みたいな展開だから不安だった。
でも、俺の見る「猫夢」はほっこりする。
到着したらネコイレブンでサンドイッチと緑茶を買おう。
「NENEKO(ねねこ)」のポイントを確認する。
だいぶポイントが貯まっていた。
ゆで卵とコールスローサラダも買おう。
まだ長いので横なって寝た。
つづく。
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