先日、元上司とオンラインで2時間以上しゃべりました。
この場をお借りして、元上司へお礼申し上げます。

元上司は、現在、大手の企業に就職されていました。
私の上司だった頃の会社規模とは蟻と像ぐらいの違いがあります。
さすが元上司！

大手企業にご縁の無い私にとっては、知りたいことがいろいろあります。

・人事部って担当者は一人じゃないですよね？
・評価制度ってどんな運用になってるの？
・キャリアコンサルタントの在籍人数で、どんな活躍をしてるの？
・心理的安全性の向上って、大企業はどんな取り組みしてるんだろう？
・セルフキャリアドックはしっかり運用されているんですよね？
・「人事」ってどんなふうにして決まるんだろう？

などなど。

ところが、元上司にたずねてみると、
私の勤務先よりも不自由な部分があったり、
キャリコンが機能していなかったり、
セルフキャリアドック？それどころじゃないよ、
売上・利益を上げるための施策を考えることで必死だよ。
老人と呼ばれそうな年齢の人たちが役員にいて、
若手の意見やアクションの障害（弊害）になっているぞ。

え！？　え！？　え～～～っ！？

衝撃的でした。
なぜなら私のイメージは、
大手企業は、日本のHR（ヒューマンリソース）の常識を
最も「より良いといわれている」状況に引き上げてくれるような改革や、
最新の制度を導入しているという先入観を持っていたから。
しかし実情は、俗にいう「昭和的」が残っている状況。

元上司に１つ質問をしました、

「転職先は楽しいですか～？」

答えは、「NO」でした。

ですよね・・・でも、
生活があるし年齢的にももう数年はしっかり稼がないといけないから。
とおっしゃっていました。

理想と現実

転職の理由は10人十色だと思います。しかし多くは、
「人間関係」
「給料」
「承認」
のようです。

そして、新たな就職先を探す際の条件は、
現職を離れたいと思った理由を克服したい、
という思いで就活される人も多いと思います。
応募要項を読んで、
「この会社なら、きっと人間関係も良くて、
自分にとって働きやすい場所に違いない！」
とキラキラとした理想が現実になるという思いに心が躍ると思います。

ですが、シビアな発言をお許しいただきたいのですが、
離職理由の不動ナンバー１である「人間関係」は、
結局、配属された部署に入ってみなけりゃ、わかりません。

最近は、企業によってはキャリア採用でもインターン制があって、
実際に業務をしている空間に立たせていただけるので、
ビルの外観だけでなく、会社の面接会場だけでなく、
よりいっそう会社の空気を感じられます。
ぜひ、体験していただくことをお勧めします。

しかしながら、実情はキャリア採用者のインターン制を導入している企業は
少ないのではないでしょうか。

じゃあワタシはどうやって就職先を決めればいいのよー！

給料か？自分のやりたいことで決めるのか？それとも

面接時に志望動機を質問されますが、
やはりこの志望動機はとても大事ですね。
今、転職活動中の方は、
自分の正直な気持ちで志望動機を、
もう一度考えてみることをお勧めします。

『なぜこの会社に入りたいと思ったんだろうか』

・給料が高そうだから。
・大企業で仕事がしてみたかったから。
・とりあえず就職先を見つけないと生活ができないから。
・有名企業に入社して両親を安心させたいから。
・やりたい仕事の募集だったから！

おそらく、一番最後の動機の人が、
たとえ短い在職期間になったとしても、
自身の経験とスキルのプラスアルファーになると思います。

ただ、自分がどんな仕事をやりたいのか、
自分に向いてる仕事は何なのかなど、
自分を理解（自己理解）していません。

自己理解ができるようなサポートをすることが
私のシゴトで～す。

でへへ、最後に自分の宣伝してしまいましたが、
『仕事は人生』です。
もし、自身のやりたいことがフワッとでも浮かんでいるのなら、
一生のうちどこかで、やりたい仕事ができるよう、
チャレンジしてみませんか。

もしかすると、やりたいことができそうな会社には、
「昭和な考え方の役員たち」がのさばっているかもしれません。
それに耐えられなかったら、その時考えればいいんです。
自身の『やってみたい！』を信じて、一歩を踏み出して欲しいです。

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