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「また、読み返したい。」note保存記事

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また読み返したいような、noteの記事を保存していきます。
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#ビジネス

成功は運か努力か才能か?についての考察

「人生は運ゲーに過ぎないのか?」「運ゲーだとしたら攻略法はあるのか?」というテーマをここ数年ずっと考えていて、自分なりに納得できたので備忘録として書き残しておこうと思う。 今の時代に「努力は報われる」といった話を素直に信じることはできないのは明白だが、分不相応な夢は描かないほうが良いという雰囲気もある。 そこで、昔から続く「成功は運か努力か才能か?」という疑問に対する考えをまとめてみることにした。 才能ではなく運が支配する世界2022年のイグノーベル経済学賞に非常に面白

イーロン・マスクのように「ワクワクする未来図」を描くための思考法

人を動かすのは、ロジックではなく「感情」です。 僕は5年ほど会社を経営していますが、やっぱり「人はロジックだけじゃ動かない」と感じる瞬間はたくさんあります。 なにより僕自身「こうすればうまくいくな」と頭で理解はしていても、心から情熱を燃やせなければ、その事業を続けることはできませんでした。 自分や周囲の人を動かすのは、やっぱり「感情のこもったビジョン」なんです。ロジックはもちろん大切ですが、ロジカルすぎるビジョンはあんまりおもしろくない。 おもしろくないものには、人が

二刀流が当たり前に求められる時代

特定の専門領域に依存しないこと。 これは、自分自身が2022年に何を学び、実践するのかを考える上でのテーマです。 先日に、日経新聞を眺めていて、経営者とピアニストの二刀流で活躍する反田さんの記事が目にとまりました。 反田さんのような「ピアニストでもあり経営者」といった二刀流は当たり前に求められる時代になってくると感じています なぜか? 背景:専門領域のみの仕事は単価が下がる傾向副業人材の活用は急ピッチで進んでいます。 ヤフーやユニリーバは社外人材の公募をかけたこと

マネジメントはシンプル

最近、多くの人が組織運営を難しく考えすぎていると思います。本来、マネジメントというのはシンプルなものです。 毎日のようにマネジメントに関する本が発売されて「永遠のテーマ」みたいになっています。みんなが複雑に考えてしまっているからでしょう。 複雑になってしまう原因は、いくつかあります。 ひとつは、時代の流れによって価値観が変わってきており、そこに組織も合わせなければいけないということ。 あとひとつは「あえて複雑にすることで、それをビジネスにする人たちがいる」ということで

単に「慣れてない」ことを「向いてない」と勘違いしない

誰にでも苦手なことがあります。私の場合はプレゼンテーションでした。数日前から落ち着かなくなり、当日は朝から他のことが手に付きません。当日いざ繰り出す時などは、戦場にでも飛び出すような心持ちです。いや、大げさな。プレゼンなんて失敗しても死にはしないんだから。それは解るのですが、解ったとて何の慰めにもなりません。頭ではなく身体が拒否反応をしているのですから。 そんなある時、上司がプレゼンのなかで興味深い動画を見せてくれました。プロジェクトのキックオフか何かだったと思います。以前

嫌なことからは逃げてもいいけど、緊張にはむしろ飛び込んだほうがいい

はじめて壇上に立って、数百人の前で話したときのことをよく覚えている。マーケティング系のカンファレンスで登壇の機会を手にしたのだ。半年くらい前からずっと緊張していた。壇上でどんな服を着て、どんな立ち振舞をするべきか、という些末なことまで、何度も頭のなかでぐるぐると回っていた。当日は平静を装っていたけど完全に舞い上がっていた。何を話したか、客席の反応はどうだったか、今となってはまるで覚えていない。ただやりきったことで安堵し、満足してしまっていたのだ。 あれから10年がたち、年間

「アウトプット力」について新卒向けに講義させていただいたので、その内容をまとめてみました

こんにちは。新R25ブランド戦略室のムロハシです。 先日、弊社新卒のビジネス職向けに「アウトプット力」をテーマとした講義の依頼をいただき、アウトプットについてあれこれ考える機会がありました。 ちなみにサイバーエージェントでは現在、いわゆる営業やプランナーといった総合職を「ビジネス職」、エンジニアやデザイナーといった専門職を「テクデザ職」と分けており、デザイナー職である私がビジネス職へ講義するのは少し珍しい気がしています。 このとき自分でも発見があったのですが、良いアウトプ

デジタル時代、経営者や企業のために「編集者」ができること

ぼくはこれまで主に紙の本の編集に携わってきたわけですが、ここ数年、経営者や企業の情報整理、コンテンツ制作、SNS等での発信をお手伝いする仕事が増えてきています。 経営者や企業のすぐ隣で「顧問」をやる「編集者」なので、その仕事を「顧問編集者」と呼んでいます。 今日はデジタル時代に編集者ができることは何か? ということについてあらためて考えてみたいと思います。 デジタル時代、言葉も「D2C」になったデジタル時代になって、経営者や企業が直接消費者にものごとを伝えられるようにな

LinkedIn(リンクトイン)などで、「発信しないと、存在しないのも同じ」 を実感したこと

 SNSを続けるのは、めんどくさい。なんせ時間を食う。もしSNSをやってなければ、他に多くのことができると思う。そして、最近はさらにLinkedIn(リンクトイン)に力を入れるようになった。  では、それを後悔しているか? ぜんぜん。それよりむしろ、もっと早くツイッターやリンクトインをやってたら良かったと思ってる。  ツイッターやリンクトインを始めてから(正確にいうと、ある程度フォロワーさんが増えてから)、身のまわりの世界は変わった。それまではFacebookだけを使って

息長く飯を食っている人がやっている3つのこと

一時期ものすごく元気に気を吐いていたのに、そのうち見なくなってしまう人と、仮に目立たなくても長い期間、飯を食い続けている人の違いとは何でしょうか。 業界や職種にもよると思いますが、少なくとも、フリーランスやコンサルっぽい仕事をしている人であれば、「書く」「話す」「実務をしている(実務ができる)」の3つのバランスが良い人だと思います。 == 僕は26歳~27歳の2年間、マーケティング会社に勤めていました。 その会社は、社員数30人くらいの比較的小さな会社でしたが、40年

世の中が「ソーシャル化」することの本質は、TwitterやInstagramを上手に使いこなすことではない

きょうびそりゃもうたくさんのソーシャルメディア(プラットフォーム)があります。 ここに挙げた主要なものは、月に数十万人から数千万人が利用している代表的なサービスです。 ソーシャルメディアの特徴は、投稿する人も、それを見る人もユーザーであること。 僕は10年前からソーシャルメディアは公園のような場所と言ってきました。 ひとりで来る人も、家族と来る人も、友だちと来る人もいる。 楽しくおしゃべりをする人、相談事をしている人、体験談を話している人、独り言を言っている人、いろ

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

はじめまして。鳥羽周作と申します。「sio」という代々木上原のレストランでシェフをやっています。 このnoteでは、ぼくがふだんどのようなことを考えながら料理づくり、お店づくりをしているのかをお伝えしていければと思います。 * ただの「おいしい」ではなく「感動した!」と言われたいぼくが目指すのは、ただの「おいしい」ではありません。「感動」です。 日本に「おいしい」お店は無数にありますが、「感動」まで提供できるお店は少ない。お客さんを感動させないと、その他大勢に埋もれて

「文化的成熟」という代替不可能な価値

『なぜそんなに百貨店にこだわるのか』と聞かれて、はたと立ち止まって考えたことがある。 そこから時間をかけて自分に問い続け、私なりに考えて出した答えが、『百貨店は文化の番人だから』というものだった。 百貨店には、合理性だけでは割り切れないものたちで溢れている。 D2Cの台頭によって原価率やコスパに敏感な世の中ではあるけれど、夢に原価率もへったくれもあるものか、と私は思う。 もちろん、いいものが安く手に入る世の中は素晴らしい。しかし、単に素材や工賃といった目に見えるコスト

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「ファッション」が私たちにもたらすもの

『衣食住』の中で、一番贅沢品とされがちなのが『衣』、つまりファッションという分野なのではないかと思う。 もちろんどれも最低限必要なものだし、食事も住居も豪華にしようと思えばどこまででもお金をかけられるものであることに違いはない。 でもなぜか『食べること』『暮らすこと』に比べて、『装うこと』は余剰で贅沢なことだとみなされがちな気がしている。 それはパリコレをはじめとするコレクションブランドの煌びやかなイメージのせいかもしれないし、最近バーバリーが大量廃棄で問題になったりフ

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