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「認める」ことの強さ

こんにちは、山下珈琲店です。

昨日、放送された長友佑都さんを特集した金スマ。長友夫妻から受け取るキーワードが詰まってました。

メンタルモンスターと呼ばれる夫婦の強さという視点で観ていましたがそこで感じたのは「自分は弱い」「彼は弱い」と認めることでした。
弱い自分を認めたくない、外に出したくないと思いがちですが彼らは揃って弱いと発言します。でも、ただ弱いと言ってるのではなく、そこに情念を感じます。

かつて従事していた会社のCEO秦郷次郎がよく口にしていましたが、情熱と信念を掛け合わせたような言葉。そこには認めたからこそ気づける力を感じます。

弱いからこそ強くなれる。
弱いことも皆に知られるほど人に認知されている
自分の弱さは意識でコントロールできる

もちろん簡単なことではありませんが誰よりも日本というチームを勝たせたいという情熱と自分は前に進むんだという信念が彼を4回目のワールドカップへと導いたと思います。
今回、面白かったのは弱さを認める長友さんと弱さを見せない愛梨さんの対比。

最近の様々な映像を見ているとあえて、物事が裏表になっていることに気付かされます。映画すずめの戸締りでは天岩戸開きから名前を受けている岩戸鈴芽が扉を閉めて回っていたり、互いに対立する陰と陽ふたつの気が同時に存在することにより人の心に変化をもたらす様に思えます。

愛梨さんの1人で出産すること、孤独との戦いが陰の役割を持ち、長友さんの弱さを陽に変えたのではないでしょうか。陰陽はどちらかが100%になることはありません。ひとつの家族の在り方として、とても参考になる2人でした。
普段、俺ばかりとか私ばかりなんて悔やんでいるよりも、自分が陰を受け持つことで子供達が陽になり、パートナーが陽になると考えることが出来れば幸せですね。

今回、長友選手への批判が収まるまでの愛梨さんの助けに対してスポットが当たりましたが、私は内田篤人さんの試合中のコメントも大きな役割を果たしたと考えています。彼は長友さんが最も批判を浴びている中、次の試合でこう発言しています。

「あれだけ前線まで上がっていて、ボールを失った時にしっかり自分の守備位置まで戻ってる。これが長友さんなんですよね。やれと言われてもなかなか出来るもんじゃない。」

同じサイドバックでチャンピオンズリーグで活躍し、漫画アオアシが考える理想のSBなんじゃないかと思える内田さんの発言がサッカーファンの心を打ったと考えています。
もちろん彼は攻撃のところで長友さんに多くを求めてはいけませんと毒も吐いてましたが、それも内田さんが仲間を守る意識ではなく、本音で話すことを表している良さ。私はこの時の彼の発言に痺れました。

そして最後にもうひとつ面白かったのが、この金スマの後に放送された「人志松本の酒のつまみになる話」の中で槙野智章が長友のブラボーは俺のおかげと話していたところ。放送順としては槙野さんにとって最悪の展開でした。

本日もお読み頂きありがとうございました。
息子が平愛梨さんの様な人を探して来ますように。


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