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北野武「首」を見てきました

皆さま、お久しぶりです。
現在、末期がん闘病中の父の介護を弟と母と
一緒にしています。

わたしが加瀬亮(様)のことが好きだと知っている弟が、チケットをプレゼントしてくれて、
本当に10年ぶりくらいに映画を見てきました。 

北野武の映画は、滅多にテレビ放送もされないし、フリーで見ることもできないので、映画館に行くかブルーレイかDVDで見るしか方法がありません。

初日ではないので、当たり前ですがパンフレットもありませんでした。

観覧していたのは、ほとんど若い女性(ライバル)で、男性は年配の御夫婦で来ていた方だけでした。

「首」のキャッチコピーは、「狂ってやがる」ですが、
わたし的には、戦国時代などみんなそうだったように思います。

ちなみに信長のセリフに「ハゲ、サル」と言うセリフが出てきますが、サルはともかく、
ハゲは?と思っていましたが、「光秀」を上下にくっつけると、「禿」なんですよね💦

タケシならではのギャグなんでしょうが、
外国の方にはわからないですよね。
あと、秀吉演じるタケシが信長の草履取りをして出世をしたということも、外国の方にわかるのかどうか?と思いました。

もう、全員主役を張れる役者ばかりです。

個人的には、大竹まことってこんなに演技上手かった?と思ったことと、桐谷健大も良かったです。

あと凄かったのは衣装です。
黒澤明の娘さんに衣装の担当をお願いしたそうですが、
百姓の着ているものと、武士の着ているものの素材も見事に変えていて感動しました。

光秀演じる西島秀俊さんが、荒木村重を一見裏切るかのようなシーンがあります。
荒木村重演じる遠藤憲一さんは無理やり箱に詰め込まれて投げ捨てられます。

このシーン、荒木村重が首を取られたり、
死んだりするシーンがないんです。
あれほどポコポコ人が死んでいくのに不思議です。

もしかしたら、いわゆるデキていた二人ですから、光秀は自分もいずれ危ないことを知って愛ゆえに「逃がした」ようにも取れます。 
ちなみに西島秀俊さんの役は、本当は渡辺謙だったそうですが、内容があまりにもアレで断って西島秀俊になったそうです。

戦国時代は衆道が盛んなときでした。
信長に限らず、他の武将も普通にBLしていました。
でも秀吉は農民ですから、男になど興味はなく、心配した側近が美少年を紹介したら
「キミにそっくりな姉か妹はいないか?」
と言って断った逸話さえあるほどです。

皆さまも良かったら見てください。


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