財務や会計の入口に立ったよ

会社で経営戦略などを学ぶ機会をいただきました。課題図書を読んで気づいたことや、印象に残ったこと、学びなどをつづっていきます。

▼課題図書はコチラ

今回は、会計や財務といったなどお金回りの話。
貸借対照表(バランスシート=B/S)や損益計算書(プロフィット&ロス=P/L)、キャッシュフロー計算書(C/S)といった【財務3表】の基礎について学びました。

この財務3表の読み方を理解すると、企業が公表している決算報告書からその会社の財政状況や、お金の使い方、ビジネスの構造も見えてきて、知っていると明らかに視界が広がります!まだスラスラ読めるわけではないですが、読めるようになると絶対面白いだろうなと思います。



経営者(企業)はお金の流れや仕組みを理解しているから舵取りができる。

「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」面白かったです。
その中から金融サービスの収益構造がなるほどーとなったのでそれについて取り上げます。

金融サービスの収益の出し方は大きく3つ。

・預かったお金を運用して稼ぐ
・手数料で稼ぐ
・お金を貸して金利で稼ぐ

これらのうち、最も利益率が高いのは「金利で稼ぐビジネス」
その代り貸したお金を返してもらえないというリスクがあるので、そのリスクを抑える工夫がとても重要。

本書の事例のひとつZOZOTOWNについて。
ZOZOTOWNは、最初ECのサービスで手数料で収益を確保しながら、サービスの魅力で会員数を増やし、「ツケ払い」で「金利で稼ぐビジネスによる収益をあげることも開始。しかも「ツケ払い」のルール的には、「年利20.76%のリボ払い」と同じ性質の金融商品と言えるもの(「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」から引用)そのうえ、商品を購入しているユーザーがお金を貸す対象なので、登録される会員情報の信頼性も高く貸したお金が返ってこなくなるリスクヘッジもされている。(完璧じゃん!!)

その他、ebay(イーベイ)などもECから始めて手数料や金利で稼ぐビジネスをしっかり回していて、世の中の経営者は、お金の流れを理解し、自らのビジネスをその流れにきっちり乗せているとことにシンプルに感動しました。

LINEについてちょっと考える

LINEってどうなんだろうとかふと考えました。コミュニケーションツールとして多くの会員を獲得し、インフラとも言える存在になっている。アクティブユーザー数も多いし、LINEペイもあるし、どこかで「金利で稼ぐビジネス」に手を出すんじゃないかなーとかぼんやり思いました。

自力ではかなりとっつきにくい財務や会計の話も今回の課題図書を通して興味が湧いたし、少しだけ視界が広がった気がします。

これを機に分かりやすいと言われるサイバーエージェントの決算資料をちょこちょこ目を通してみようかな。

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