Book Log#1「2020年6月30日にまたここで会おう」
大学教授、エンジェル投資家、教育者である瀧本哲史氏が2012年に行った東京大学での講義を1冊の本。
白熱教室のように聴講者にとって身近な話題を提示しつつ、問いを投げかけ、自身の理論を展開するというスタイルの人を惹きつける授業。
若者たちへのメッセージはスティーブジョブスのスタンフォード卒業式でのスピーチに似ています
四十路の私にも充分に突き刺さります。笑
講義の結びには、bon voyageのお話。この言葉は、フランス語で、「よき航海を」という意味で使われるそうなのですが、
もともとは船長同士で交わす挨拶だったそうで、
自分の判断でリスクをとっている相手に対しての敬意もこめられているとのこと。
個人主義のフランスならではの発想でもあるかもしれませんが、
先が見えないこれからの時代に必要なのは、
「有名な〇〇さんがこういっているから」とか「こんなことを習ったから」ではなくて、自分自身でどう舵をきっていくかを見極める力なのかもしれないななんて思います。
敬意をこめて、Bon voyage
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