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デザインを美術館で見る不思議

今年に入り美術館でデザインを見る機会が増えた。

20世紀のポスター/東京都庭園美術館
佐藤可士和展/国立新美術館
100%ORANGE  オレンジ・ジュース/千葉県立美術館

印刷物で告知案内していたはずの外側のデザインが気づけば美術館のメインコンテンツになるという不思議。デザインが市民権を得たということなのか。

そこで絵画とデザインの違いを考えてみた。

同じ平面でも対象が違う
絵画は人物風景
デザインは情報

必要なもの
絵画は遠近法
デザインはレイアウト

絵画は目に映るものを描写するのでレイアウトはさほど重要ではない。
デザインは動線を意識するので遠近法は必要ない。

情報化社会になった今、デザインの需要が純粋芸術の絵画を上回っている。良し悪しは別としてこれからますますデザインの侵食が進むだろう。

情報だけでは割り切れない美しいデザインを待っている。