言葉でも文化でもない!海外生活でメンタルやられるのはコレ
こんにちは!
フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです。
海外生活をしていると言うと、
「言葉が通じないから大変よね」
「文化が違うから、苦労するよね」
と、よく言われます。
でも、そんな時に私が思うのは、
「いや違う。みんな、本当の辛さを知らない。こっちで暮らしていて苦痛なのは、自分の能力を使えないことだよ」
ってこと。
…は?
と思った方もいるかもしれませんが、
マルタ短期留学やアイルランドワーホリも経験済みな私からすると、
言葉・文化の違いなんて大した問題じゃないんですよね。
今回の記事では、
「海外生活でメンタルやられるのはコレ!」と私が思う、
「自分の能力を活かせない環境に身を置くことの辛さ」
についてお話しますね。
【発狂もの】自分の能力を発揮できない生活
まず、私が考える「自分の能力が活かせない」状況とは、
無職
自宅の給湯器の故障や隣人トラブル時に1人での対処が困難
これまで必死に勉強した英語(C1レベル)が使えない
VISA問題でPole emploiのトレーニングが受けられないなど、支障だらけ
こんな感じで、日本では当たり前にできていた、
看護師として働いて収入を得る
職場では指導係を担当したり、重症の患者さんを受け持つ
1人暮らし中は、全ての問題に自分で対処
車を運転して移動したり送り迎えをする
大好きな英語を使って色んな国の人とコミュニケーションをとる
自分の学びや経験を活かせる場がゼロなこと。
もっと言えば、
自分の学び・経験を元に誰かの役に立てていた自分とは真逆の状態にあることで、
「何もできない」虚しさに駆られるんですよね。
日本では、自分の長所として認識できていた、
周りから頼りにされる場面が多いところ
周りの人よりも仕事が早いところ
仕事・勉強の両立をキープしていたところ
なども、今の生活では何のことやら。
車の運転はおろか、電車やバスに乗ることだって一苦労。
でも、それも、
日本人の私が、日本で生活していたからこそできたこと。
要は、「自分の能力を活かせる環境に身を置いていただけ」な話なんです。
まぁ、
公共交通機関の運行方法や種類
車の運転ルール
税金・医療・保険・行政のシステム
全てが日本とは違う国に来ているので仕方がないですが、
1人で好き勝手に行動できないところも窮屈に感じて仕方がありません。
「言葉が違っても海外生活は辛くない」とは言っていない
現在のフランス生活において、もちろん言葉の壁も感じます。
それ故に、ツラさを感じることも。
でも、自分の中で明確になのは、
「言語の習得には時間がかかる」ということ。
頭の良し悪し関係なく、一定の時間がかかるはずです。
だって、そうゆうものだから。
だからこそ、「言葉はなんとかなるから」と思えるんですよね。
でも、言語習得のスピードをアップさせることならできますよね。
例えば、
優秀な先生の個別レッスンを毎日受講する
質の高い自主学習を毎日数時間行う
フランス人の友人と毎日会って一緒に過ごす
こんな状況を作り出せば、より早く上達するはずです。
でも、これも、
「このための手段としてお金を使える人に限る」
とも思うんですよね。
当然、
優秀な先生の個別レッスン→高額な授業料
質の高い自主学習→教材の購入
フランス人と毎日会って一緒に過ごす→移動の交通費・カフェやランチ代
…金がかかるんです。
言うまでもないですが、
無職
怒涛の円安でユーロに換金すると目減り
こんな私には、「このための手段として使える金額のお金」がありません。
結果として、ここでも、
経済力(能力)が低い自分にガッカリして、不安になって虚しいんです。
「暇は良くない」と言われることの本当の意味は、能力を活かせない事では?
「あぁ、こんな海外生活、ほんと最悪だわ…」
とため息をつきながら思ったのは、
「…日本で暇は良くないと言われるのも、コレに近いのでは?」
ということ。
というのも、今の私の生活、暇と言えば本当に暇なんですよ。
でも、この「暇さ」に嫌気がさしているのではなくて、
「能力を活かせないが故に、活動量が少ないこと」に気が滅入るんですよね。
だから、やっぱり、
悪=暇を持て余すことではなく、
悪=能力を活かせずに活動ができないことだと思うんですよ。
実際に、日本で生活をしていても、
「自分の能力を活かせない=自分に合っていない」場所にいると、
過剰なストレスがかかって体調を崩す人も多いですよね。
具体的には、
有能な人が、習得したスキルを活かせない部署にいる
中学校の成績がトップの子が、偏差値が最下位の高校に通っている
こんな状況で我慢が続くと、その反動で取り返しのつかないことになったり。
私の個人的な意見ですが、
「自分の能力を発揮できる環境に身を置くこと」は本当に重要だと思うんです。
【おすすめ】海外生活を始める前にコレだけはやっておこう
前述したように、メンタルがやられまくりなフランス生活ですが、
気持ちがスッキリする瞬間も日常的にあります。
それは、料理をしているとき!
私はこれといって料理が得意でも何でもないですが、
節約のために自炊&弁当持参(夫)をかなり徹底しているんですよね。
なので、結構真剣にメニューを考えて買い出しもしています。
そして、実際に調理を開始すると…
メニューや工程を頭で考える→調理する→夫が「美味しい」と言ってくれる
↑この工程が完成するんですよ。
その達成感ったら、なかなか!
やっぱり、自分の能力を使って誰かに喜んでもらえるのは嬉しいし、自信になります。
そのため、今後、海外生活を考えている方には、
「自分の能力を日常的に使えるもの」を何か1つでも見つけることをおすすめします。
料理やお菓子作り
掃除や片付け、模様替え
刺繍や編み物
勉強やデザイン
…なんでも良いです!
大事なのは、
頭で考える(イメージする)→実践する→フィードバックを得る
これによって、達成感や充足感を感じること。
そうすることで、少しでもcomfortableな時間が過ごせると思います。
さいごに:「自分の能力を活かせない」海外生活はしんどい!
ここまで散々お話してきましたが、
自分の能力が活かせない海外生活、本気でメンタルやられます。
言葉が通じないことなんて正直どうでもいいし、
文化の違いなんてぶっちゃけ知らんわ!
でも、自分の能力が発揮できない毎日は発狂もの。
これから海外生活を考えている方、
私のこの痛恨の叫びを参考にして頂けると幸いです。
とはいえ、対処法もちゃんとありますから!
何でも良いので、
「自分の能力を日常的に使えるもの」を何か1つでも見つけることはガチでおすすめ!
頭で考える(イメージする)→実践する→フィードバックを得る
これによって、達成感や充足感を感じること。
そうすることで、少しでもcomfortableな時間が過ごせると思います。
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