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19/* アウトプットが追いつかないから

このところ、気になる展覧会が多くて、ラッキーなことに時間もちょうど空いていたから、全部行っちゃえと色々回ってきた。

それらが全部、ここ近年でも稀に見るほど良い展示だった。というか、個人的にどれも大好きで、刺激を受けまくった。アウトプットが追いつかないから、とりあえず備忘録的にまとめておくぅ!!

もくじ
1- 金沢21世紀美術館
2- 世界ポスタートリエンナーレトヤマ
3- 荒木飛呂彦原画展
4- 音のアーキテクチャ展  ← 一番オススメ
オマケ- デザインあ展

1- 金沢21世紀美術館

ここでは展示は見てない。けど、空間の作り方がすごくよかった。
「遊び場」は子どもにとってはとても身近なものだけど、大人になるとどうしても遠のいてしまう。でも、ここ21世紀美術館は大人にとっても新鮮な遊び場になっている。

ついつい、恥ずかしくてとか世間体とかで、心から「遊ぶ」という体験を忘れてしまう大人にとっても、とても良い場所。

みんなご存知だと思うけど、金沢はご飯が美味い。。美味いご飯はそれだけで正義。。

2- 世界ポスタートリエンナーレトヤマ

お次は富山県美術館でやっていた、世界ポスタートリエンナーレトヤマ。
これ、もう第12回目だったんだ。。11回分もこの展示見逃していたかと思うと後悔が鳴り止まない。

ポスターって、当然のことながら情報の伝達が一番の目的だから、鮮烈なアート性の中にも明確に訴えかけてくるものがひしひしと伝わってくる。表現の手段は言葉だけではない、というのを痛感した展示。

来年もやるなら、これはぜひとも行きたい。

ちなみに富山県美術館は屋上も作り込まれていて、空間としてもとても好きな場所だった。

3- 荒木飛呂彦原画展

これはもう、本当にもう、大人気ですな。。
正直に言うと、僕はジョジョギークではないから、話の流れとかはてんで分からない。漫画は3部くらいで挫折したし、アニメは細切れにしかみてないし。でもこの展示は、観ておくべき感があったから、迷わず行った。

これから大阪会場も開催だから、あまりネタバレ的なことは言えないけれども、、単行本サイズでみていると見逃してしまうような、小さな仕掛けだったり、荒木さんのこだわりが垣間見えるような気がして、すごく贅沢な時間だった。

西洋、東洋問わず連綿と続いてきた芸術の流れの中に、荒木飛呂彦がポッとはいっても何にも違和感を抱かないし、「第9の芸術」と言わしめた漫画の歴史にこの人の存在は欠かせないんだと、心から納得した。

余談だけど、僕はこの展示に感動したがあまりに、過去「井上雄彦 最後の漫画展」に行けなくてとてつもなく後悔したことを思い出した。
気になってるんだけど、、と言う人はぜひ行った方がいい。

4- 音のアーキテクチャ展

これはすんごい。
小山田圭吾さんすんごい。中村勇吾さんは言うまでもなくすんごい。

美術展って、どれだけ好きな作家さんのものでも、見て回るのはすごく疲れるというか、見終えた後に一息つきたくなる感じがある。けど、この展示はそんなことなくて、一番良い状態で「音」を感じて、目で見て、空間を感じることができる環境が創られていた。

想像をはるかに超えて、良かった。

何よりも、駄々をこねがちな子どもたちが一番楽しそうに居たこと。子どもの頃に、美術展が楽しかったという思い出を持てることはその子どもたちにとってとても幸福なことだなあ、と思う。

僕も小さい頃から色々な展示や個展に連れて行ってもらった環境があったから、今でもこうして色々なところに物怖じせず足を運べるんだなあ、と思った。

オマケ- デザインあ展

音のアーキテクチャ、の話が出たから少し前のことだけど、書いておく。
第2回目となる、デザインあ展。
1回目の展示のときは、デザインあのことをよく知らないまま連れて行ってもらって、単純にすげー!!と感動して帰ってきた。

その時はほとんど何も知らなかったけど、それから興味を持っているうちに数知れないビッグネームのクリエイターやディレクターの人たちの名前を知ることになって、随分と趣味の幅が広がっていった。

思えば、興味が湧いたものを深掘りするという経験は、第1回目のデザインあ展から加速度的に成長して行った気がする。そう言う意味でも、とても思い入れがあって、待ちに待った展示でした。

まだ開催しているみたいなので、ぜひ。


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